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粟津温泉 法師(粟津温泉、石川県小松市粟津町)<悠久の旅人・日本の宿File No.260>

~宿のキャッチフレーズ~
養老二年開湯!伝承1300年の歴史ある日本の宿。
一時、ギネスブックにも「世界で最も歴史あるホテル」として認定されておりました。
3本の自家源泉(ほうしょうせん)からなる4つの湯殿にて、日本の宿の神髄を味わい下さいませ。
きっと旅情溢れるおもてなしが、あなたを日常から解き放つことでしょう。

(宿HPより抜粋)

宿泊日:2023年8月8日(火)
宿泊プラン:1泊夕朝食(弁当)付き。
部屋タイプ:和室8畳(洗面台、トイレ、バスルーム付き)。
宿泊代:11,495円(消費税込)
大手旅行サイト口コミ評価:★★★★☆(5点満点中、4.2点)
Topic: ◆高級旅館にコスパプランで宿泊◆
Check Point: 部屋(洗面台、トイレ、バスルームあり、洗浄機能付き便座、冷蔵庫あり、広縁あり)、大浴場(天然温泉、露天風呂あり、サウナ室あり)、夕朝食和食弁当(部屋食)
マップ <粟津温泉 法師
<悠久の旅人・宿File No.260>
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<宿の概要、アクセス、宿泊料金>
今宵の宿は、粟津温泉街の中心地に建つ、歴史ある温泉宿です。
外観メイン

粟津温泉は、石川県小松市にある温泉地で、山代、山中、片山津とともに加賀温泉郷の一つに数えられます。奈良時代の修験道の僧である「泰澄」により発見されたといわれる、開湯1300年(西暦718年)とされる歴史の古い湯です。
旅館十数軒のこじんまりとした佇まいながら、各旅館が自家掘りの源泉を持ち、古くから、保養、湯治場として親しまれてきました。

宿には、徳川3代将軍家光の茶道師範を務めた小堀遠州も愛でたという、歴史ある日本庭園があります。
庭園1

庭園2

庭園3

宿の建物は、この日本庭園を囲んで建てられており、
8階建ての秋の館や、
秋の館

4階建ての夏の館など、
夏の館

四季名を冠した四つの館からなり、総客室数は、41室です。
部屋タイプは、和室のほか、和洋室、露天風呂付きの特別室、国の登録文化財に指定された温泉付き離れ「延命閣」など、多彩な部屋があります。

今回は、平日に、和室をひとりで利用、夕朝食(弁当)付きで、料金は11,495円(税込)です。。※別途、入湯税ひとり当り150円必要。
尚、宿の標準的なチェックイン時間は15時から、チェックアウトは10時です。


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<チェックイン>
北陸自動車道加賀インターから、国道8号バイパスに入ります。バイパスを粟津インターで下り、粟津温泉方面へと進みます。
粟津温泉中心街を総湯を目指して走ると、総湯のちょうど道路向かいに宿がありました。
総湯

加賀インターからは、車で20分ほどです。
尚、公共交通機関を利用の場合、JR北陸本線粟津駅、及び、加賀温泉駅から宿の無料送迎車が利用できます(要予約)。

宿の道路向かい、総湯の隣にある駐車場に車を止めます。
駐車場

道路を渡って、宿へ向かいます。
宿表

宿の前には、創業千三百年の垂れ幕があります。
垂れ幕

718年(養老2年)に湯治場として開業し、当代で、四十六代となるそうです。
「世界で最も歴史のある旅館」として『ギネス世界記録』に一時登録されましたが、その後、2011年にその座を「層雲館(山梨県西山温泉)に譲り渡しました。

エントランスから館内へ。
エントランス

玄関には、下足番の係りがいます。下足を預け、スリッパに履き替えます。
玄関

ロビー

フロント係りの女性は、全て、若い外国人女性です。もちろん、日本語は堪能です。
フロントでの手続きの前に、「お抹茶室」へ案内され、日本庭園を臨む縁側に座って、抹茶と茶菓子を頂きます。
抹茶室

抹茶、茶菓子


落ち着いたところで、フロントにて宿泊手続きを済ませます。
フロント

客室案内係の年配の女性が部屋まで案内してくれます。
まずは、浴衣コーナーで浴衣をピックアップ。アメニティーも必要なものをこちらでピックアップします。
浴衣コーナー

今宵の部屋は、夏の館の3階です。夏の館は、湯治棟となります。
館内の廊下を進み、
館内廊下

夏の館のエレベーターで、3階へと上がります。
夏の館エレベーター

客室階廊下

このドアが今宵の部屋のようです。
部屋ドア



<部屋は>
部屋のドアを開き、玄関スペースでスリッパを脱ぎます。
玄関、踏込

客室案内係りとは、玄関口でお別れです。

夏の館の部屋は、昭和40年代につくられたレトロな部屋です。
2畳大の控えの間があり、その向こうに和室。
控えの間

スタンダードな和室で、広さは8畳です。
和室1

座卓があり、布団は、隅の方に畳んであります。
和室2

和室3

窓側には、広縁スペースがあり、イステーブルセットがあります。
広縁

広縁イステーブルセット

窓の外は、粟津の町並みと山々が見渡せます。
広縁眺望1

見下ろせば、あれは、「能舞台」ですね。
広縁眺望2

部屋の備品は、
液晶テレビ、
テレビ

クローゼット、
クローゼット

クローゼット中には、金庫。
金庫

座卓。
座卓

踏込スペースに、
冷蔵庫、
冷蔵庫

中には無料サービスの2リットルのミネラルウォーターが冷やされています。
冷蔵庫、ミネラルウォーター

棚には、湯沸かしポット、茶器・コップ類、冷えたおしぼり。
ポット、茶器

控えの間には2つの扉があり、
控えの間ドア

手前のドアを開けると、洗面台。
洗面台

ヘアードライヤーも備わっています。
ヘアードライヤー

その奥には、バスルームがあります。
バスルーム

控えの間のもう一つのドアを開けると、トイレ。
トイレ便座は、もちろん洗浄機能付きです。
トイレ

冷房は全館空調で、個別の温度調節はできません。
部屋はちょっと暑い感じだったので、扇風機やうちわを使って、凌ぐしかありません。

尚、Wi-Fiは、室内で使用可能とのことですが、電波がかなり弱かったです。
仕方なく、ロビーラウンジにPCを持って行き、Wi-Fiに繋ぎました。
ロビーラウンジ








<大浴場は>
宿の大浴場は、夏の館1階ロビー横にあります。
夏の館(湯治棟)の部屋が、大浴場に一番近い、ということになります。

こちらが大浴場入口。
大浴場入口

男性大浴場は「豊明」です。
男湯のれん

脱衣所。
脱衣所1

脱衣所2

休憩スペースには、フットマッサージャーも備わっています。
脱衣所湯上りスペース

洗面台の奥が浴場入口です。
脱衣所洗面台

粟津温泉の泉質は、ナトリュウム硫酸塩泉(旧)芒硝泉(ほうしょうせん)です。
加水・加温・循環ろ過を行っています。

内湯。
内湯1

芍谷石(しゃくだにいし)とインド砂岩をふんだんに使用して、湯と石の相性を考慮した温泉です。
内湯2

内湯3

奥の湯槽は、温度高めとなっています。
内湯4熱湯

内湯洗い場

サウナ室、水風呂もあります。
サウナ、水風呂


こちらが、庭園露天風呂です。
庭園露天風呂1

庭園露天風呂2

庭園露天風呂3

庭園露天風呂4

庭園露天風呂5

大浴場・露天風呂の利用時間は、13時半~25時まで。
庭園露天風呂_日暮れ

庭園露天風呂_夜

朝風呂は5時~10時半です。
尚、日帰り入浴は、13時半~18時の利用時間で、入浴料は、1600円(タオル付き、消費税込)+入湯税50円となっています。

また、大浴場とは別に、貸切家族風呂「泰澄の湯・雅亮の湯」があります。
利用料金は3.630円(50分間)です。







<夕食は>
今回の宿泊プランは、「気軽におこもり滞在ー湯治体験。お弁当&セルフサービスープラン」です。
食事は、夕食・朝食ともに、和食弁当が用意されます。
夕食は、チェックインの際に決めた18:30前に、部屋に配達されました。
和食弁当を受け取り、部屋の座卓で頂きます。
夕食1

夕食弁当は、二段重ねになっています。
夕食2

一段目は、ごま豆腐、酢の物、香の物。
夕食3

二段目には、刺身、天ぷらなど、4品の料理。
夕食4

そして、吸い物と、お櫃に入った白飯が付きます。
白飯はおかわりできます。
夕食5吸物

夕食6白飯

酒は、地酒「天狗舞」の純米大吟醸とビール。
夕食7酒治

途中のスーパーで買ってきました。
湯治棟だから、持ち込みはもちろんOKです。
まっ、湯治だか、酒治だか、分かんなくなってきましたが。

食事が終わったら、膳を部屋の前のテーブルに出しておきます。
湯治気分で、ゆったり、まったりとマイペースで楽しんだ夕食でした。


<夜間ライトアップ>
夜のライトアップは、宿の見どころのひとつでもあります。

宿の玄関口。
宿表夜間照明

能舞台。
能舞台夜間照明

庭園を臨むリラックス空間。
夜間庭園1

お気に入りの場所から、ライトアップされた庭を眺めて、ゆったりした時の流れを楽しむのも良いものです。
夜間庭園2








<朝食は>
朝食も時間になると弁当が部屋に配達されます。
朝食1

メニューは、和朝食となります。
朝食2

夕食同様、白飯は、お櫃で供されます。


<館内施設、その他>
1階ロビー左手に売店があります。
営業時間は、夕方15時~21時、朝は7時半~11時です。
売店1

売店2

大浴場近くの夏の館1階ロビーには、休憩所があります。自販機も設置されています。
休憩所



<悠久の旅人のつぶやき>
粟津温泉は、保養・湯治施設としての長い歴史を持つ温泉地です。
その中でも、一番の歴史を誇る宿で、温泉三昧の湯治プラン。
食事はシンプルながら、味わい深い和食膳です。温泉を楽しむなら、これくらいがちょうどイイ感じ。
豪華な食事でお腹いっぱいになってしまうと、健康上からも、温泉三昧はお薦めできませんものねぇ。
子連れファミリーには不向きですが、ひとり旅、夫婦での旅行に、おススメしたい宿プランです。
<おすすめ度:★★★★☆☆(5点満点中、4.4点)>


<宿ブログ~加賀温泉郷のコスパ宿>
(山中温泉)
湯快リゾート 山中温泉 花・彩朝楽
山中温泉 湯快リゾート よしのや依緑園  ※現在、「湯快リゾートプレミアム」となっています。
湯快リゾート 山中温泉 山中グランドホテル  ※現在、「湯快リゾートプレミアム」となっています。

(山代温泉)
山代温泉 みやびの宿 加賀百万石
湯快リゾート 山代温泉 彩朝楽
リブマックスリゾート加賀山代
大江戸温泉物語 山代温泉 加賀の本陣 山下家

(片山津温泉)
季がさね
癒しのリゾート・加賀の幸 ホテル アローレ
片山津温泉 矢田屋 松濤園  ※現在は、「湯快わんわんリゾート」となっています。
大江戸温泉物語 片山津温泉 ながやま
湯快リゾート 片山津温泉 NEW MARUYAホテル  ※現在、「湯快リゾートプレミアム」となっています。








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