見市温泉旅館(八雲温泉郷見市温泉、北海道八雲町)<悠久の旅人・日本の宿File No.169>
明治元年創業の、山奥に佇む一軒宿。源泉かけ流しの茶褐色のにごり湯と、新鮮な海鮮を中心とした会席料理をゆったりと楽しめます。一度は訪れたい名物温泉旅館です。
宿泊日:2021年8月13日(金)
宿泊プラン:1泊朝夕食付き。
部屋タイプ:和室8畳(洗面台なし、トイレなし)。
宿泊代:14,700円(消費税込)。
おすすめ度:★★★★☺☺(5点満点中、4.5点)
Key Word: 秘湯、日本旅館、川沿い露天風呂、にごり湯、源泉掛け流し、ウニ、アワビ。
マップ <見市温泉旅館>
<悠久の旅人・宿File No.169>
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<宿の概要、アクセス、宿泊料金>
見市温泉旅館は、道央自動車道八雲ICから、日本海側の熊石、江差方面へ向かう国道277合繊沿いの山奥にひっそりと佇む一軒宿です。
温泉の発見は、江戸末期の慶応年間に、現在の宿の初代が、熊が傷を癒しているところを発見したと伝えられています。宿の創業は、1868年(明治元年)。その後も源泉かけ流しの湯治宿として営まれており、現在の主は六代目となる、老舗温泉旅館です。

宿は木造2階建てで、総部屋数は、13室。客室は全て2階にあり、窓からは見市川の清流を見下ろすことができます。
公共交通機関を利用の場合、JR八雲駅から江差行きの路線バス利用となりますが、運行は1日2便しかありません。所要時間は、約1時間です。
今回は、8畳和室を3名で利用、朝夕食付きで、料金は一人当り14,700円(税込)です。。※別途、入湯税ひとり当り150円必要。
尚、宿の標準的なチェックイン時間は15時から、チェックアウトは10時です。
Supported by
<館内へ>
道央自動車道八雲インターを下り、国道277号線で日本海方面へ向かいます。途中からは、家の一軒も見当たらないロンリーウェイ。やがて雲石峠を登り切り、快適なバイパス道を下ると、左手に宿の看板が見えました。
スピードダウンして、看板通り、脇道へ入ると、ポツンと一軒宿が現れました。

宿の前の駐車スペースに車を止め、宿のガラス戸を開けて、館内へ。


宿泊手続きを済ますと、階段を上がって、2階にある今宵の部屋へと進みます。

<部屋は>
部屋は、8畳の和室です。

奥には広縁スペースがあり、イステーブルセットが置かれています。

窓の外は、見市川の流れ。癒されます。

ブラウン管テレビがあります。山奥で地上波放送は入りません。見れるのはBS放送のみです。

部屋には収納扉がいくつかありますが、すべて塞がれていて、開きません。
上り口にクローゼット代わりのパイプハンガーがあります。
大人二人での利用なら問題ありませんが、3人となると、ちょっと手狭な感じは否めません。

尚、古い旅館ですので、壁も薄く、朝方などには、隣の部屋の話し声も壁越しに漏れてきたりします。
まあ、部屋に関しては、ある程度覚悟していたので、しょうがないでしょう。
トイレ、および、洗面所は、部屋にはなく、共同となっています。温水洗浄便座装備されています。

また、洗面所近くには、共用の冷蔵庫と洗濯機が設置されています。

<大浴場は>
宿の大浴場は、1階奥にあります。

300メートル上流の岩の間から湧き出る湯の源泉温は、59.8℃。
泉質は、ナトリウム - 塩化物泉(中性低張性高温泉)。毎分70リットルが自噴する湯は、ph6.4の中性。
湯口から注ぎ出るときはほぼ透明ですが、中に含まれる鉄分が酸化するため、湯は赤茶色に濁っています。ミネラル分が豊富なため、外傷、打撲傷、リュウマチ、神経痛に効くとされています。
内湯も露天風呂も、源泉かけ流しの湯です。
こじんまりした脱衣所。どことなく、歴史を感じさせます。


内湯の浴槽には、湯の花が浮かんでいます。


洗い場。

露天風呂は、見市川の清流を眺めながらの入浴が可能です。

まさしく、静寂に包まれています。

入浴時間は、基本、24時間可能。
尚、日帰り入浴も可能で(9時~21時)、入浴料は500円です。
<夕食は>
さて、お待ちかねの夕食。スタート時間は、18時半です。
食事場所は、1階の食堂となります。座敷風の板間ですね。

見市川を望む川沿いの席に案内されました。

今宵の夕食プランは、「八雲熊石 浜御膳」。道南ならではの海の味覚を堪能しましょう!
テーブルの上には、既にいくつかの料理が用意されています。

あわび刺身。
贅沢に2個も。新鮮な証しの、しっかりとしたコリコリの歯ごたえと、昆布の香りが堪りません。

あわび踊り焼き。

あわび釜めし。
あわびの旨味が、釜いっぱいに広がる贅の極みともいえる一品。

生ウニ。

そして、宿の名物料理である「ウニ鍋」が運ばれてきました。
上質な蒸しウニに、噴火湾のほたて貝、ニラ、豆腐を卵でとじた、まったり濃厚なウニ鍋です。

続いて、季節の天ぷら。

そして、板長からのサービス品、地産ポークの焼物。

テーブルの上は、見る見るうちに、料理でいっぱいになりました。

地酒冷酒とともに、ゆったり、まったりと道南の味覚を楽しみましょう。
<朝食は>
朝食も、昨夕と同じく、食堂の同じ席。スタート時間は、7時半~です。

テーブルには、いくつかの小鉢料理が用意されています。
いかの塩辛、焼魚、明太子など、等。

白飯は、セルフサービスで、おかわり自由です。
あたたかい卵焼きと味噌汁が運ばれてきで、旅館の朝めしのスタートです。

<館内施設、その他>
1階大浴場近くに、湯上り休憩コーナーがあり、ドリンク類の自動販売機、マッサージチェアがあります。

2階中央部階段の前に、憩いスペースがあります。

湯沸かしポット、冷水ポット、お茶、コーヒーが用意されています。また、蚊取り線香もあり、部屋に持ち帰ることができます。

尚、現地でのクレジットカード決済はできませんので、ご留意を。
<悠久の旅人のつぶやき>
観光旅館というよりも、家族経営の民宿宿の雰囲気です。施設、設備も最新の物ではありませんが、湯治宿として親しまれてきた源泉かけ流しの温泉と、道南の味覚を堪能することができます。
秘湯気分で、ひっそりと、静かに過ごしたい、そんな宿。次は、一人旅でリピートするのも良さそうです。
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宿泊日:2021年8月13日(金)
宿泊プラン:1泊朝夕食付き。
部屋タイプ:和室8畳(洗面台なし、トイレなし)。
宿泊代:14,700円(消費税込)。
おすすめ度:★★★★☺☺(5点満点中、4.5点)
Key Word: 秘湯、日本旅館、川沿い露天風呂、にごり湯、源泉掛け流し、ウニ、アワビ。
マップ <見市温泉旅館>
<悠久の旅人・宿File No.169>
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<宿の概要、アクセス、宿泊料金>
見市温泉旅館は、道央自動車道八雲ICから、日本海側の熊石、江差方面へ向かう国道277合繊沿いの山奥にひっそりと佇む一軒宿です。
温泉の発見は、江戸末期の慶応年間に、現在の宿の初代が、熊が傷を癒しているところを発見したと伝えられています。宿の創業は、1868年(明治元年)。その後も源泉かけ流しの湯治宿として営まれており、現在の主は六代目となる、老舗温泉旅館です。

宿は木造2階建てで、総部屋数は、13室。客室は全て2階にあり、窓からは見市川の清流を見下ろすことができます。
公共交通機関を利用の場合、JR八雲駅から江差行きの路線バス利用となりますが、運行は1日2便しかありません。所要時間は、約1時間です。
今回は、8畳和室を3名で利用、朝夕食付きで、料金は一人当り14,700円(税込)です。。※別途、入湯税ひとり当り150円必要。
尚、宿の標準的なチェックイン時間は15時から、チェックアウトは10時です。
Supported by
<館内へ>
道央自動車道八雲インターを下り、国道277号線で日本海方面へ向かいます。途中からは、家の一軒も見当たらないロンリーウェイ。やがて雲石峠を登り切り、快適なバイパス道を下ると、左手に宿の看板が見えました。
スピードダウンして、看板通り、脇道へ入ると、ポツンと一軒宿が現れました。

宿の前の駐車スペースに車を止め、宿のガラス戸を開けて、館内へ。


宿泊手続きを済ますと、階段を上がって、2階にある今宵の部屋へと進みます。

<部屋は>
部屋は、8畳の和室です。

奥には広縁スペースがあり、イステーブルセットが置かれています。

窓の外は、見市川の流れ。癒されます。

ブラウン管テレビがあります。山奥で地上波放送は入りません。見れるのはBS放送のみです。

部屋には収納扉がいくつかありますが、すべて塞がれていて、開きません。
上り口にクローゼット代わりのパイプハンガーがあります。
大人二人での利用なら問題ありませんが、3人となると、ちょっと手狭な感じは否めません。

尚、古い旅館ですので、壁も薄く、朝方などには、隣の部屋の話し声も壁越しに漏れてきたりします。
まあ、部屋に関しては、ある程度覚悟していたので、しょうがないでしょう。
トイレ、および、洗面所は、部屋にはなく、共同となっています。温水洗浄便座装備されています。

また、洗面所近くには、共用の冷蔵庫と洗濯機が設置されています。

<大浴場は>
宿の大浴場は、1階奥にあります。

300メートル上流の岩の間から湧き出る湯の源泉温は、59.8℃。
泉質は、ナトリウム - 塩化物泉(中性低張性高温泉)。毎分70リットルが自噴する湯は、ph6.4の中性。
湯口から注ぎ出るときはほぼ透明ですが、中に含まれる鉄分が酸化するため、湯は赤茶色に濁っています。ミネラル分が豊富なため、外傷、打撲傷、リュウマチ、神経痛に効くとされています。
内湯も露天風呂も、源泉かけ流しの湯です。
こじんまりした脱衣所。どことなく、歴史を感じさせます。


内湯の浴槽には、湯の花が浮かんでいます。


洗い場。

露天風呂は、見市川の清流を眺めながらの入浴が可能です。

まさしく、静寂に包まれています。

入浴時間は、基本、24時間可能。
尚、日帰り入浴も可能で(9時~21時)、入浴料は500円です。
<夕食は>
さて、お待ちかねの夕食。スタート時間は、18時半です。
食事場所は、1階の食堂となります。座敷風の板間ですね。

見市川を望む川沿いの席に案内されました。

今宵の夕食プランは、「八雲熊石 浜御膳」。道南ならではの海の味覚を堪能しましょう!
テーブルの上には、既にいくつかの料理が用意されています。

あわび刺身。
贅沢に2個も。新鮮な証しの、しっかりとしたコリコリの歯ごたえと、昆布の香りが堪りません。

あわび踊り焼き。

あわび釜めし。
あわびの旨味が、釜いっぱいに広がる贅の極みともいえる一品。

生ウニ。

そして、宿の名物料理である「ウニ鍋」が運ばれてきました。
上質な蒸しウニに、噴火湾のほたて貝、ニラ、豆腐を卵でとじた、まったり濃厚なウニ鍋です。

続いて、季節の天ぷら。

そして、板長からのサービス品、地産ポークの焼物。

テーブルの上は、見る見るうちに、料理でいっぱいになりました。

地酒冷酒とともに、ゆったり、まったりと道南の味覚を楽しみましょう。
<朝食は>
朝食も、昨夕と同じく、食堂の同じ席。スタート時間は、7時半~です。

テーブルには、いくつかの小鉢料理が用意されています。
いかの塩辛、焼魚、明太子など、等。

白飯は、セルフサービスで、おかわり自由です。
あたたかい卵焼きと味噌汁が運ばれてきで、旅館の朝めしのスタートです。

<館内施設、その他>
1階大浴場近くに、湯上り休憩コーナーがあり、ドリンク類の自動販売機、マッサージチェアがあります。

2階中央部階段の前に、憩いスペースがあります。

湯沸かしポット、冷水ポット、お茶、コーヒーが用意されています。また、蚊取り線香もあり、部屋に持ち帰ることができます。

尚、現地でのクレジットカード決済はできませんので、ご留意を。
<悠久の旅人のつぶやき>
観光旅館というよりも、家族経営の民宿宿の雰囲気です。施設、設備も最新の物ではありませんが、湯治宿として親しまれてきた源泉かけ流しの温泉と、道南の味覚を堪能することができます。
秘湯気分で、ひっそりと、静かに過ごしたい、そんな宿。次は、一人旅でリピートするのも良さそうです。
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