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丹後の湯宿 ゑびすや(木津温泉、京都府京丹後市網野町)<悠久の旅人・日本の宿File No.160>

2本の源泉を持つ”新鮮な”温泉が自慢の老舗宿。竹林の庭園と大正レトロな内装も、趣が有ります。
宿泊日:2020年10月21日(水)
宿泊プラン:1泊朝夕食付き。
部屋タイプ:和室(洗面台、トイレ、バスルーム付)。
宿泊代: 16,320円(消費税・入湯税込)。
おすすめ度:★★★★☺(5点満点中、4.1点)
Key Word: 海の京都、丹後、木津温泉、庭園露天風呂、会席料理、老舗旅館、大正ロマン
マップ <丹後の湯宿 ゑびすや
<悠久の旅人・宿File No.160>
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<宿の概要、アクセス、宿泊料金>
「海の京都」と言われる京都府丹後地方に湧く木津温泉は、京都府内で最も古い温泉です。
奈良時代に僧侶行基が発見したとされています。

そんな木津温泉の一角にある「ゑびすや」は、大正ロマンと現代的な機能美を併せ持つ老舗旅館です。
京都丹後鉄道・夕日が浦木津温泉駅のスグ近くに建っています。
外観メイン

宿は地上4階建ての新館と木造2階建ての大正館から成り、総部屋数は24室(内、大正館6室)です。
外観サブ

今回は、平日に新館和室をひとり利用、朝夕食付で、宿泊料金は16,320円(消費税・入湯税込み)です。GO TO トラベルクーポン35%割引利用で、実質料金は10,608円。プラス、地域振興共通クーポン(紙券)2,000円分(1,000円券×2枚)が発券されます。結果、実質8,60円となります。

尚、宿の標準的なチェックイン時間は15時~、チェックアウトは10時です。
全客室禁煙で、喫煙ラウンジスペースが1階にあります。

<館内へ>
国道178号線を駅前交差点手前で左折し、古びた旅館らしき建物が並ぶ狭い道をゆるりと行くと、右手に「ゑびす屋旅館」の建物が出現。
大正館 外観

これが入口?、と車を停めて見ると、『新館の玄関へお回りください』との掲示がありました。
大正館 入口

車を新館らしき建物に隣接する駐車場まで走らせます。
駐車場

新館のエントランスから、
エントランス

館内へ。
玄関上り口で、下足を脱ぎ、スリッパに履き替えます。
玄関

ロビーラウンジは、落ち着いた感じです。
ロビーラウンジ

フロントで宿泊手続きを行い、
GO TO トラベル 地域共通クーポン券を受け取ります。
地域共通クーポン券

仲居さんに案内され、館内エレベーターで、今宵の部屋がある3階へと向かいます。
館内エレベーター





<部屋は>
3階の客室階は中央に廊下があり、左右に部屋が3室ずつ、計6部屋あります。
客室階廊下

今宵の部屋は、スタンダードタイプの和室。
上り口に2畳の踏み込みがあります。冷蔵庫が設置されています。
冷蔵庫

踏込の左手には、洗面台、その右手にバスルーム、左手にトイレ(温水洗浄機能付き)が有ります。
洗面台
バスルーム
トイレ

和室には、小さめの畳が14枚敷かれていますが、広さ自体は10畳程度です。
和室1
和室2
和室3

和室4

外には狭めのバルコニーがあります。
眺望は裏山です。
眺望

和室の床の間には、液晶テレビ、
テレビ

湯沸かしポット、茶器セット、
電気ポット、茶器セット

クローゼットの中に、金庫があります。
クローゼット、金庫

室内でインターネット(Wi-Fi)接続はできません。
尚、布団は夕食の間に敷かれていました。
布団





<大浴場は>
宿は、2本の源泉を持っています。泉質は、共に、弱アルカリ性単純泉。
新館側の1階に大浴場(行基の湯、橘の湯)があります。
大浴場入口

こちらは、自家源泉の湯で、源泉温度は40.2度です。
昼夜で男女入れ替えとなります。

宿泊当日の男湯は、「行基の湯」。
どことなく趣がある脱衣所、
行基の湯 脱衣所

大きめの内湯、
行基の湯 内風呂
行基の湯 内風呂 洗い場

夜にはライトアップされる竹林を眺める露天風呂。
行基の湯 露天風呂
行基の湯 露天風呂2
行基の湯 露天風呂3

翌朝の男湯は、「橘の湯」。
やや小ぶりの脱衣所。
橘の湯 脱衣所

内湯は岩風呂。
橘の湯 内風呂
橘の湯 内風呂2
橘の湯 内風呂3

露天風呂。
橘の湯 露天風呂
橘の湯 露天風呂2
橘の湯 露天風呂3

大浴場の入浴時間は、午後4時~11時。朝は7時~9時半です。

宿には、大浴場のほかに、貸し切り家族風呂があります。
今回の宿泊プランは、50分間の無料貸し切り付きです。

家族風呂があるのは、大正館の1階。
レトロ感ある木製の廊下を行き、
大正館 通路1

小川に掛かる渡り廊下の橋を渡り、
大正館 通路2

大正館の館内へ。
大正館 通路4
大正館 通路3

ここ大正館には、松本清張が執筆のために約2か月間滞在した部屋と書斎が有り、見学できます。

さて、貸し切り家族風呂は、「ごんすけの湯」と「静の湯」の2か所。
大正館 貸切風呂 入口

今回利用するのは、松本清張も愛した「ごんすけの湯」。
フロントで渡された鍵て、施錠を開けて入ります。
ごんすけの湯 脱衣所

家族風呂の源泉は、木津新湯。
ごんすけの湯 内湯
ごんすけの湯 内湯2

宿が、「日本一の家族風呂」と自負する風呂には、自然湧出温度約40℃の温泉を薄めることもなく、塩素消毒をすることもなく、100%ピュアの状態で湯船に注いでいます。
ごんすけの湯 内湯3

貸し切り家族風呂の利用可能時間は、16時~23時。
通常利用料金は、50分間3,240円です。



<食事は>
食事会場は、朝夕食共に、お食事処-竹の春-となります。
食事場所

大きな窓からは竹林庭園が望めます。夜はライトアップされます。
食事会場 眺望

夕食スタート時間は、18時~19時です。
案内されたのは、レトロな洋風の丸テーブル。
夕食 テーブル

卓上には、料理が用意されています。
夕食 卓上

先付け、
夕食 付け出し

造り盛合せは、カンパチ、鯛、海老。
夕食 造里盛り合わせ

台物は、和牛の陶板焼き。
夕食 焼物 和牛陶板焼き

その後、焼物~鮭の幽庵焼き、
夕食 焼物 鮭の幽庵焼き

煮物~カサゴの煮つけが運ばれてきました。
夕食 煮物 カサゴ

酒は、取りあえず、丹後の地酒利き酒セット(850円税込)を注文。

夕食 丹後地酒利き酒セット

さあ、丹後の味をまったりと楽しむことにしましょう。
夕食 会席料理オンパレ

さらに、
酢の物~カツオのたたき(口直し)
夕食 口直し 酢の物 かつおたたき

揚物~天ぷら、
夕食 揚物 天婦羅

酒の追加は、麦焼酎のロックを。
夕食 揚物 天婦羅、焼酎ロック

仕上げの食事メニュー。
夕食 食事、デザート

松茸のすまし汁。
夕食 吸い物 松茸

デザートは、栗のプリン。今年は栗が豊作だったそうです。
夕食 食事、デザート

以上、丹後の秋の味覚を満喫した会席料理でした。

朝食時間は、7時半~9時。
メニューは、和セットメニュー。
朝食 和定食1
朝食 和定食2

鍋は、味噌汁です。
朝食 味噌汁





<館内施設、その他>
大浴場前には、大型液晶テレビとシアタースピーカーを設置した休憩室があります。
大浴場前 休憩所

フロント横には、売店コーナーがあり、土産物が販売されています。
ロビーラウンジ、売店

館内に自販機コーナーがあります。
徒歩圏内(駅の西側)にコンビニ店があります。

尚、チェックイン時に渡された地域共通クーポンですが、なぜか、夕食のドリンクには使用できませんでした。当館独自のルールのようですが、クーポンを渡すときに事前説明がほしかったですね。
また、精算時にクレジットカードは使えませんので、ご留意ください。



<悠久の旅人のつぶやき>
京丹後の網野地区は、夕日が浦や琴引浜など、海辺の温泉宿、料理旅館が有名で、山側の木津温泉は、ちょっと寂れた感じがあります。料理の見た目も、海辺の宿のほうが派手さがありますね。
ただ、大正レトロな雰囲気の中で、のんびりした時間を過ごしたいのなら、この宿がおススメです。







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