奥州平泉・毛越寺(もうつうじ)(岩手県平泉町)~世界遺産 平泉を巡る旅①

仏教文化、平安貴族文化の終焉の地。浄土を表す建築・庭園の美と雅を訪ねる。
KEY WORD: 平泉、奥州藤原氏、毛越寺、松尾芭蕉
マップ <平泉 毛越寺
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平泉」は、岩手県の南部地方にあります。
仙台市街から、車利用なら、高速道経由で約100キロ、所要時間は1時間20分。
公共交通機関利用なら、JR東北本線仙台駅から普通列車を乗り継いで、約2時間で、JR平泉駅に到着。一ノ関駅まで新幹線を利用することもできます。
JR平泉駅

平安時代末期、「奥州藤原氏」が栄えた時代の寺院や遺跡群が多く残り、そのうち5件が「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の名で、2011年(平成23年)6月にユネスコの世界遺産リストに登録されました。
日本の世界遺産の中では12番目に登録された文化遺産であり、東北地方では初の世界文化遺産となりました。

この地は、北を衣川、東を北上川、南を磐井川に囲まれ、西に小高い山々を頂き、中央を「奥の大道」が通り抜けた要衝の地。
初代の「藤原清衡」が、平泉に居を移したのは、平安末期の1100年頃といわれ、奥州に仏教文化を中心とした黄金花咲く平和な理想郷の建設が始まりました。
藤原清衡を父として子の基衡、孫の秀衡の奥州藤原氏三代が、およそ百年にわたって築いた平泉の文化。
そして、源氏に敗れた多くの平家一族が、源氏の追手から逃れて目指したのは、ここ奥州藤原氏に地、平泉でした。

JR平泉駅前から、平泉町巡回バス「るんるん」が運行されています。
この「るんるん」は、平泉駅前~毛越寺~中尊寺~無量光院跡~平泉駅前と、主な観光スポットを巡回するバスで、9:45~16:15の間、30分間隔(4/15~11/26の土日祝日は15分間隔)で運行しています。一周の所要時間は20分。運賃は、1回150円ですが、「1日フリー乗車券」を買えば、1日何回乗っても400円です。平泉観光には、非常に重宝するバスです。
尚、駅にコインロッカーがありますが、駅前周辺には低料金(100~200円)で手荷物預かりをしてくれる商店もあります。

手荷物を駅前の商店に預けて、「るんるん」バスに乗り込み、平泉観光へ出発!
まずは、次の停留所である「毛越寺」で下車。毛越寺バス停は、毛越時駐車場内にあります。
尚、普通車の駐車料金は、300円です。

毛越寺山門」にある受付で、拝観料500円を払って、いざ境内へ。
毛越寺 山門
尚、拝観時間は、8時半~17時(冬期間は16時半まで)です。

毛越寺」は、850年(嘉祥3年)、中尊寺と同年に円仁が創建したとされています。
その後、大火で焼失して荒廃しましたが、奥州藤原氏第2代基衡夫妻、および、子の第3代秀衡が壮大な伽藍を再興しました。往時には、堂塔40禅房500を数え、当時は中尊寺をしのぐ規模と華麗さであったと云われています。
その後の火災や戦国時代には兵火に遭って、長年の間、土壇と礎石を残すだけとなってしまいましたが、現在、「大泉が池」を中心とする浄土庭園と、平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な形で保存されています。

奥州藤原氏が傾倒した「浄土思想」とは、阿弥陀如来を信仰し、西方極楽浄土に往生することを目指す思想です。浄土式庭園は、建造物群、池、橋などが織りなす景観を浄土と関連付け、その存在を視覚的・体感的に認識させようとして造られました。





山門をくぐると、左手に、「宝物殿」、茶店「松風庵」があります。
右手には、「山門札所」があり、その向こうに広大な池泉「大泉が池」が広がります。
大泉が池1

池泉には、中島が二島、池泉の東南岸に一カ所、南側に三カ所の出島が造られています。
池泉の東南岸にある荒磯風の出島石組と池中立石は、庭園の中でも最も美しい景観です。
大泉が池2

大きい方の中島のほぼ正面に金堂跡があり、鐘楼跡と鼓楼跡があります。
作庭当初には、中島から南大門にそり橋を架けて繋いでいたといわれ、寝殿造りの意匠であることがわかります。
毛越寺伽藍復元図

池泉の周囲を時計回り方向へ、古の理想郷ロマンへと散策しましょう。
毛越寺の中心となる「本堂」。本尊は薬師如来。特に健康祈願・當病平癒にご利益があると云われています。
本堂

南大門跡」。
南大門跡

開山堂」。毛越寺を開いた慈覚大師円仁をまつる堂です。大師像のほか両界大日如来像、藤原三代(清衡、基衡、秀衡)の画像が安置されています。
開山堂

花菖蒲園」。6月中旬から7月中旬まで、300種3万株の花菖蒲が咲きます。
花菖蒲園

大泉が池3

経楼跡」。経楼は、経文を納める建物です。金堂西廊の南端、鐘楼(しゅろう)と対称の位置にありました。
経楼跡

金堂円隆寺跡」。基衡が万宝を尽くして建立した勅願寺で、本尊は雲慶作の丈六の薬師如来でした。
金堂円隆寺跡

遣水」。池の東北側にある遣水は、池に水を引き入れるために造られたものです。毛越寺の遣水は平安時代の唯一の遺構で、全国的にも極めて珍しいものです。こ
の遣水を舞台に毎年新緑の頃に「 曲水(ごくすい)の宴」が開催され、周囲の樹木とあいまって平安の雅な情景が作り出されます。
遺水

1189年、奥州藤原氏は、4代泰衡の時に源頼朝によって滅ぼされます。仏教文化、平安貴族文化の完全なる終焉となります。
鐘楼
大泉が池4

池泉をぐるりとひと周りして、本堂前の広場に戻ってきました。
ふと見ると、目立たない場所に「芭蕉真筆句碑と副碑、新渡戸稲造が訳した英文の句碑」の3つの句碑があります。
句碑

夏草や 兵(つわもの)どもが 夢のあと

(掲載写真撮影日: 2015年12月23日)





<2017年平泉周辺のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.0以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●一関温泉 山桜桃の湯 1泊朝夕食付き 8,296円~
●美人の湯 山王山温泉 瑞泉郷(旧:矢びつ温泉 瑞泉閣) 1泊朝夕食付き 9,120円~
●奥州平泉温泉 そば庵 しづか亭 1泊朝夕食付き 10,555円~
●珠玉の湯 薬師堂温泉 1泊朝夕食付き 8,000円~
●平泉ホテル武蔵坊 1泊朝夕食付き 10,000円~



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