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湯西川温泉と平家の里(栃木県日光市湯西川)

平家落人伝説の地、湯西川温泉。ここには、平安貴族文化を継承する、平家の気品と優雅さもあります。
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マップ<湯西川温泉、平家の里
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湯西川(ゆにしかわ)温泉」は、鬼怒川温泉、川治温泉のさらに山奥、温泉地名の由来ともなった湯西川の渓谷沿いに旅館や民家が立ち並ぶ、山あいの温泉地です。また、「平家の落人伝説」の残る集落で知られています。

『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。』 有名な書き出しで始まる「平家物語」。栄華を極めた平家も、平清盛の死後、四年後の「壇ノ浦の合戦」に敗れ、平家追討命により、各地へ逃げ延びました。

湯西川の先祖は、平清盛の直系である平忠房の一族が落ち延びたものとされています。
温泉の発祥は天正元年で四百余年の歴史があり、平家の落人の子孫が発見されたと伝わっています。
追討から逃れ、その存在をひた隠し、身を潜める山村生活を営み生きるため、この地では今もなお端午の節句に鯉のぼりを揚げない、たき火をしない(煙を立てない)、鶏を飼わない(鳴き声を発するので)など、独自の風習が残っています。





湯西川温泉地内には、平家落人達の生きざまや生活様式を保存継承する拠点として復元された「平家の里」があります。平家が源平の戦に敗れてからちょうど八百年目、昭和60年に建てられました。園内は、村内の民家数棟を移築し、村民の暮らしぶりを再現しています。
平家の里 入口

園内を見学すると、かつて平安貴族文化を満喫してきた、平家の気品と優雅さが感じられます。
平家の里1

風情のある日本庭園の囲むように、伝統芸能や民話伝承が行われてきた「郷土文化伝習館」、ブナ材を原材とした伝統民芸品である木杓子を作る「民芸品加工所」、機織機、箪笥などの展示物があります。
平家の里2
平家の里3
平家の里4
平家の里5
平家の里6

敷地内では、鹿が飼われていて、エサやりもできます。
平家の里 鹿

鶏を飼うことができなかった湯西川での食生活では、鹿は貴重な動物性たんぱく源でした。また、熊も食用として、狩猟されていました。
「平家の里」は、入場料500円。駐車場無料。12月~3月の開園時間は、9時~16時です。

今年も除夜の鐘が、村々に響き渡る季節になりました。
しかし、ここ湯西川の集落では、八百年以上もの間、その存在を知られること無きように、村に除夜の鐘が鳴ることはありません。
それでも、平家落人たちは、子々孫々の繁栄の願いを込めながら、静かに、しんしんと降る雪の中で、年越しを迎えてきたのでしょう。

(写真撮影日:2016年6月12日)





<2017年湯西川温泉のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.2以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●湯西川温泉 彩り湯かしき 花と華 1泊朝夕食付き 12,037円~
●湯西川温泉 本家伴久 平家伝承かずら橋の宿 1泊朝夕食付き 16,666円~
●湯西川白雲の宿 山城屋 1泊朝夕食付き 9,000円~
●秘湯とぬくもりの宿 平の高房 1泊朝夕食付き 13,500円~
●おやど 湯の季(ゆのとき) 1泊朝夕食付き 8,148円~
●湯乃宿 清盛 1泊朝夕食付き 9,120円~
●湯西川温泉 古民家の宿 清水屋旅館 1泊朝夕食付き 8,000円~
●元湯 湯西川館 本館 1泊朝夕食付き 7,407円~
●高野旅館 1泊朝夕食付き 7,870円~
●はたご 松屋 1泊朝夕食付き 5,800円~



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