湯村温泉(兵庫県新温泉町)~日本の温泉情緒を求めて
京阪神からも近い山陰の出湯。日本屈指の高熱温泉「美人の湯」で癒される時間を。
KEY WORD: 湯村温泉、夢千代の里、新温泉町、荒湯、ふれあいの湯、薬師湯、リフレッシュパークゆむら、浜坂温泉郷
マップ <湯村温泉>
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中国自動車道・中国池田ICから、約156キロ、2時間20分で、山陰の山峡にある閑静な湯治湯「湯村温泉」へ行けます。
公共交通機関利用の場合、JR山陰本線浜坂駅から全但バスで25分(20~30分毎運行)です。
湯村温泉にある宿は24軒程度ですが、2軒が定員500名クラスの大型ホテルなので、兵庫県では、有馬温泉、城崎温泉に次ぐ、大きな温泉街の部類に入ります。

1981年のNHKドラマ「夢千代日記」(吉永小百合主演)のロケ地としてその風情が全国に知られるようになりました。温泉街中心の春来川沿いに「夢千代像」が立っています。

湯村温泉があるのは、その名も旧町名「温泉町」。2005年10月1日に、「浜坂町」と「温泉町」が合併して「新温泉町」となりました。湯村温泉も山陰海岸ジオパークエリアに含まれています。
湯村温泉の歴史は古く、開湯は平安時代の848年、円仁(慈覚大師)による開湯とされています。
芭蕉もこの地を訪れ、「今日ばかり 人も年よれ 初しぐれ」という句碑が、1832年(天保3年)に温泉を発見した円仁を奉る「薬師堂」境内に建立されています。
元湯は「荒湯」と呼ばれ、98℃の高温泉が毎分470リットルも湧出しており、日本屈指の高熱温泉です。
「荒湯」で温泉たまごを茹でる観光客の姿は、湯村温泉独特の風景をつくり出しています。
泉質は、ナトリウム - 炭酸水素塩・塩化物・硫酸泉(低張性、弱アルカリ性高温泉)で、無色透明。ph7.29の弱アルカリ泉で肌に優しく、メタケイ酸192.5ミリグラムで、「美人の湯」として名高い温泉です。
湯村温泉全体での総源泉数は60、総湧出量毎分2,300リットル。余った分は川へも流れるので、特に冬の夜は川床からも湯煙があがり温泉情緒を醸し出しています。豊富な湯は、旅館だけでなく各家庭にも配湯され、湯村の生活に欠かせないものとなっています。
春来川沿いに設けられた「足湯」は、天然温泉かけ流しです。74人が同時に入れるとされる、この公衆足湯には「湯村大根物語・ふれあいの湯」という名がついています。もちろん、足湯入浴無料です。

温泉街の中心を流れる春来川と荒湯の周辺を毎日、日没から22時まで、ライトアップが実施されています。照明デザイナーの石井幹子氏によるライトアップ芸術です。
温泉街の日帰り温泉施設としては、「湯村温泉観光交流センター 薬師湯」があります。
2008年3月に閉鎖された「湯村温泉会館 薬師湯」に代わって、夢千代館の向かい側の旧温泉町役場跡地に同年3月にオープンした公営の公衆浴場です。
営業時間は、7時~22時30分(受付最終22時)で、入浴料は大人500円、小人300円です。主浴槽内湯の他、露天風呂、サウナ室もあり、休憩室も完備しています。駐車場無料。
また、温泉街の少し外れに「リフレッシュパークゆむら」があります。湯村温泉の源泉を利用した自然の中の温泉公園です。
男女別の屋内風呂「健康風呂」には、寝湯・うたせ湯・うずまき風呂など多彩に工夫された風呂が楽しめます。サウナ室や男女別の露天風呂もあります。
そして、「リフレッシュパークゆむら」の極めつけは、なんといっても露天風呂。
長い緩やかな階段を上っていく露天風呂スペースには、幻想的な混浴スペースが広がります。混浴なので、水着かバスドレスの着用が必要ですが、レンタルもあります。落差3mの湯の滝がある「滝風呂」、「洞窟展望風呂」、「酒樽風呂」など自然に囲まれた5種類の露天風呂が満喫できます。
他に、温泉熱を利用した25mの温水プールもあり、ファミリーからカップルまで一年中楽しめます。
休憩所、ティーラウンジ、但馬牛料理が味わえるレストラン「楓」も併設されています。
入館料は大人1100円。冬季の営業時間は10時~19時(最終受付18時)、休館日は(基本)毎週木曜日です。
尚、旧浜坂町内にも「浜坂温泉郷」があり、七釜(しちかま)温泉・二日市温泉・浜坂温泉の3つの温泉があります。いづれも高温泉(加温なし)で、湧出量が豊富で、温泉宿に限らず一般家庭へも配湯されています。配湯戸数は全国一を誇ります。
寒くなる季節、温泉が恋しいですね。
湯村温泉には、日帰りでも楽しめる温泉施設がありますが、やっぱ、泊まりで、湯ったり、まったりと、温泉に癒されたいものです。これからは、蟹シーズン、真っ盛りですし。
(写真撮影日: 2015年11月11日)
<2017年新温泉町のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.4以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●山陰湯村温泉 湧泉の宿 ゆあむ(湯村温泉) 1泊朝夕食付き 11,111円~
●湯村温泉 朝野家(湯村温泉) 1泊朝夕食付き 19,500円~
●湯村温泉 佳泉郷 井づつや(湯村温泉) 1泊朝夕食付き 11,000円~
●湯村温泉 寿荘(湯村温泉) 1泊朝夕食付き 14,000円~
●七釜温泉 あかね荘(浜坂温泉郷) 1泊朝夕食付き 24,259円~
●浜坂温泉 海べのおやど 丸文(浜坂温泉郷) 1泊朝夕食付き 12,777円~
<コスパ宿派には、こちらもおススメ>
●湯快リゾート 湯村温泉 三好屋(湯村温泉) 1泊朝夕食付き 7,777円~
※この宿の詳細情報は、別記事<湯快リゾート湯村温泉 三好屋>をご覧ください。
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KEY WORD: 湯村温泉、夢千代の里、新温泉町、荒湯、ふれあいの湯、薬師湯、リフレッシュパークゆむら、浜坂温泉郷
マップ <湯村温泉>
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中国自動車道・中国池田ICから、約156キロ、2時間20分で、山陰の山峡にある閑静な湯治湯「湯村温泉」へ行けます。
公共交通機関利用の場合、JR山陰本線浜坂駅から全但バスで25分(20~30分毎運行)です。
湯村温泉にある宿は24軒程度ですが、2軒が定員500名クラスの大型ホテルなので、兵庫県では、有馬温泉、城崎温泉に次ぐ、大きな温泉街の部類に入ります。

1981年のNHKドラマ「夢千代日記」(吉永小百合主演)のロケ地としてその風情が全国に知られるようになりました。温泉街中心の春来川沿いに「夢千代像」が立っています。

湯村温泉があるのは、その名も旧町名「温泉町」。2005年10月1日に、「浜坂町」と「温泉町」が合併して「新温泉町」となりました。湯村温泉も山陰海岸ジオパークエリアに含まれています。
湯村温泉の歴史は古く、開湯は平安時代の848年、円仁(慈覚大師)による開湯とされています。
芭蕉もこの地を訪れ、「今日ばかり 人も年よれ 初しぐれ」という句碑が、1832年(天保3年)に温泉を発見した円仁を奉る「薬師堂」境内に建立されています。
元湯は「荒湯」と呼ばれ、98℃の高温泉が毎分470リットルも湧出しており、日本屈指の高熱温泉です。
「荒湯」で温泉たまごを茹でる観光客の姿は、湯村温泉独特の風景をつくり出しています。
泉質は、ナトリウム - 炭酸水素塩・塩化物・硫酸泉(低張性、弱アルカリ性高温泉)で、無色透明。ph7.29の弱アルカリ泉で肌に優しく、メタケイ酸192.5ミリグラムで、「美人の湯」として名高い温泉です。
湯村温泉全体での総源泉数は60、総湧出量毎分2,300リットル。余った分は川へも流れるので、特に冬の夜は川床からも湯煙があがり温泉情緒を醸し出しています。豊富な湯は、旅館だけでなく各家庭にも配湯され、湯村の生活に欠かせないものとなっています。
春来川沿いに設けられた「足湯」は、天然温泉かけ流しです。74人が同時に入れるとされる、この公衆足湯には「湯村大根物語・ふれあいの湯」という名がついています。もちろん、足湯入浴無料です。

温泉街の中心を流れる春来川と荒湯の周辺を毎日、日没から22時まで、ライトアップが実施されています。照明デザイナーの石井幹子氏によるライトアップ芸術です。
温泉街の日帰り温泉施設としては、「湯村温泉観光交流センター 薬師湯」があります。
2008年3月に閉鎖された「湯村温泉会館 薬師湯」に代わって、夢千代館の向かい側の旧温泉町役場跡地に同年3月にオープンした公営の公衆浴場です。
営業時間は、7時~22時30分(受付最終22時)で、入浴料は大人500円、小人300円です。主浴槽内湯の他、露天風呂、サウナ室もあり、休憩室も完備しています。駐車場無料。
また、温泉街の少し外れに「リフレッシュパークゆむら」があります。湯村温泉の源泉を利用した自然の中の温泉公園です。
男女別の屋内風呂「健康風呂」には、寝湯・うたせ湯・うずまき風呂など多彩に工夫された風呂が楽しめます。サウナ室や男女別の露天風呂もあります。
そして、「リフレッシュパークゆむら」の極めつけは、なんといっても露天風呂。
長い緩やかな階段を上っていく露天風呂スペースには、幻想的な混浴スペースが広がります。混浴なので、水着かバスドレスの着用が必要ですが、レンタルもあります。落差3mの湯の滝がある「滝風呂」、「洞窟展望風呂」、「酒樽風呂」など自然に囲まれた5種類の露天風呂が満喫できます。
他に、温泉熱を利用した25mの温水プールもあり、ファミリーからカップルまで一年中楽しめます。
休憩所、ティーラウンジ、但馬牛料理が味わえるレストラン「楓」も併設されています。
入館料は大人1100円。冬季の営業時間は10時~19時(最終受付18時)、休館日は(基本)毎週木曜日です。
尚、旧浜坂町内にも「浜坂温泉郷」があり、七釜(しちかま)温泉・二日市温泉・浜坂温泉の3つの温泉があります。いづれも高温泉(加温なし)で、湧出量が豊富で、温泉宿に限らず一般家庭へも配湯されています。配湯戸数は全国一を誇ります。
寒くなる季節、温泉が恋しいですね。
湯村温泉には、日帰りでも楽しめる温泉施設がありますが、やっぱ、泊まりで、湯ったり、まったりと、温泉に癒されたいものです。これからは、蟹シーズン、真っ盛りですし。
(写真撮影日: 2015年11月11日)
<2017年新温泉町のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.4以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●山陰湯村温泉 湧泉の宿 ゆあむ(湯村温泉) 1泊朝夕食付き 11,111円~
●湯村温泉 朝野家(湯村温泉) 1泊朝夕食付き 19,500円~
●湯村温泉 佳泉郷 井づつや(湯村温泉) 1泊朝夕食付き 11,000円~
●湯村温泉 寿荘(湯村温泉) 1泊朝夕食付き 14,000円~
●七釜温泉 あかね荘(浜坂温泉郷) 1泊朝夕食付き 24,259円~
●浜坂温泉 海べのおやど 丸文(浜坂温泉郷) 1泊朝夕食付き 12,777円~
<コスパ宿派には、こちらもおススメ>
●湯快リゾート 湯村温泉 三好屋(湯村温泉) 1泊朝夕食付き 7,777円~
※この宿の詳細情報は、別記事<湯快リゾート湯村温泉 三好屋>をご覧ください。
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