JR五能線の旅(秋田県・青森県)~奇岩奇石が続く日本海沿いを往く、人気のローカル線<後編>
世界遺産白神山地と日本海の間を走る五能線。一度は乗ってみたい絶景ローカル線の旅。後編は、「深浦駅」から「川部駅」までの「リゾートしらかみ」の旅です。
KEY WORD: リゾートしらかみ、五能線、深浦、大岩海岸、千畳敷、鰺ヶ沢、岩木山、五所川原、津軽三味線、川部
マップ <五能線>
********************************************************************
弘前行「リゾートしらかみ3号」に乗車して、五能線の旅を続けます。

指定席は、先頭車両にしました。

海の絶景スポットが続く深浦駅周辺。
「リゾートしらかみ」は、絶景をじっくりと見れるように、一部区間で速度を落として運行します。


自然美、海辺の景色を堪能できます。
列車が次に停車する駅は、「千畳敷駅」です。
「千畳敷海岸」は、波打ち際に広大な岩畳が広がっている名所で、リゾートしらかみはここで15分ほど停車します。乗客は、列車停車中に海辺の岩場の散策へ出かけます。

千畳敷海岸は、1792年(寛政4年)の地震により隆起して出来た岩床の海岸です。

その昔、殿様が千畳の畳を敷き酒宴を催したといわれる岩棚が広大に続いています。「日本の夕陽百選」にも選ばれています。


また、海を背景に立つ太宰治の文学碑が建っています。

発車3分前になると、「まもなく出発」の汽笛の合図が鳴ります。再び、車内へ戻って、旅を続けましょう。
次に停車するのは、五能線の主要駅のひとつである「鰺ヶ沢駅」。

鰺ヶ沢は、イカ、ヒラメ、イトウなどの新鮮な海産物で知られる町です。鰺ヶ沢温泉では、日本でも珍しい、30万年前の化石海水温泉の掛け流し湯が楽しめます。
また、2011年に映画にもなった秋田犬の「わさお」も鰺ヶ沢に居ます。飼い主は鰺ヶ沢名物の焼きイカ店を経営しています。
のんびりと温泉に入って、新鮮な海の幸を堪能する、五能線の旅の宿泊地として、一番のおススメです。
さて、「鰺ケ沢駅」を過ぎると、列車は徐々に内陸部へ入ります。オーシャンビューとはお別れです。
鰺ヶ沢駅−五所川原駅間では、「リゾートしらかみ」先頭車両において、「津軽三味線生演奏」の無料車内イベントが行われます。車内に迫力に満ちた津軽三味線の音色が響き渡ります。二人の演奏者が、「津軽じょんから節」など代表的な民謡を朗々と唄います。
列車は、「陸奥森田駅」、「木造駅」と停車し、五能線最大の駅「五所川原駅」に到着。津軽半島の玄関口にあたる五所川原からは、ストーブ列車で有名な「津軽鉄道」への乗換駅でもあります。

さあ、五能線の旅も終わりが近づいてきました。右手に「岩木山」を眺めながら、列車は、「陸奥鶴田駅」、「板柳駅」に停車した後、五能線の終着駅である「川部駅」に近づきます。

この間、列車や日にちによっては、津軽弁「語り部」実演の車内イベントがあります。
列車は、五能線の終点であり、奥羽本線への乗り換え駅である「川部駅」に到着。
この「リゾートしらかみ3号」は、この先、奥羽本線経由で弘前行き終着。青森方面へ行く私は、この駅で列車を降り、反対方面へ乗り換えです。
深浦駅~川部駅まで、約2時間の「リゾートしらかみ」の旅でした。尚、始発の秋田駅~終点の弘前駅までは、5時間10分の鉄道旅となります。
再び訪れたい五能線の旅。
お岩木山も、「帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ」と見送ってくれているようです。
(訪問日: 2015年8月17日)
と、いうわけで、雪が東北地方を包み込み始めた12月。再び、やってきました。
今回は、始発の秋田駅から「リゾートしらかみ5号」に乗車。車体は、オレンジカラーの「くまげら編成」です。

列車は五能線に入り、海岸沿いを進行。今回のお目当てのひとつは、雪の中の”雪中行軍”でしたが、この年、12月の降雪は少なく、五能線ではほとんど雪は無し。
もうひとつのお目当ては、”絶景の夕日”。ところがこれも、西の空は厚い雲に覆われていて、期待できそうにありません。

冬の東北は、驚くほど日没が早く、午後4時過ぎに日没が始まります。深浦に向かう途中の大間越海岸辺りで、雲間から少しだけ、夕陽の光が差しました。


深浦手前で日没。

夜闇が迫る中を列車は進み、「鰺ヶ沢駅」で下車。秋田~鰺ヶ沢間、3時間8分の五能線の旅でした。尚、始発秋田駅~終点青森駅までは、約5時間の鉄道旅となります。日没後になるので、千畳敷駅は通過します。
今宵は、駅近くの鰺ヶ沢温泉の宿泊まり。

30万年前の化石海水温泉の掛け流し湯と、


新鮮な海の幸を堪能したいと思います。

翌朝、「鰺ヶ沢駅」から、五能線の普通列車で川部駅に向かいます。

冬空の津軽にしては、岩木山がキレイに見えました。

(訪問日: 2015年12月21日)
<2017年五能線沿線のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.0以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●湯らくの宿 のしろ 9,259円~
●あきた白神温泉ホテル 6,342円~
●黄金崎不老ふ死温泉 10,500円~
●ウェスパ椿山 8,000円~
●深浦観光ホテル 7,000円~
●ホテルグランメール山海荘 11,500円~
●鰺ヶ沢温泉 水軍の宿 10,500円~
※この宿の詳細情報は、別記事<鰺ヶ沢温泉 水軍の宿>をご覧ください。
●ロックウッド・ホテル&スパ 9,500円~
●ペンションおもしぇ 8,796円~
必見!お得な旅情報は、下記広告バナーを、クリック!
*****************************************************************************
YAHOOショッピング「USA直輸入カジュアルブランドSHOP・悠久の旅人の店」も宜しくお願いします!
↓
*****************************************************************************
KEY WORD: リゾートしらかみ、五能線、深浦、大岩海岸、千畳敷、鰺ヶ沢、岩木山、五所川原、津軽三味線、川部
マップ <五能線>
********************************************************************
弘前行「リゾートしらかみ3号」に乗車して、五能線の旅を続けます。

指定席は、先頭車両にしました。

海の絶景スポットが続く深浦駅周辺。
「リゾートしらかみ」は、絶景をじっくりと見れるように、一部区間で速度を落として運行します。


自然美、海辺の景色を堪能できます。
列車が次に停車する駅は、「千畳敷駅」です。
「千畳敷海岸」は、波打ち際に広大な岩畳が広がっている名所で、リゾートしらかみはここで15分ほど停車します。乗客は、列車停車中に海辺の岩場の散策へ出かけます。

千畳敷海岸は、1792年(寛政4年)の地震により隆起して出来た岩床の海岸です。

その昔、殿様が千畳の畳を敷き酒宴を催したといわれる岩棚が広大に続いています。「日本の夕陽百選」にも選ばれています。


また、海を背景に立つ太宰治の文学碑が建っています。

発車3分前になると、「まもなく出発」の汽笛の合図が鳴ります。再び、車内へ戻って、旅を続けましょう。
次に停車するのは、五能線の主要駅のひとつである「鰺ヶ沢駅」。

鰺ヶ沢は、イカ、ヒラメ、イトウなどの新鮮な海産物で知られる町です。鰺ヶ沢温泉では、日本でも珍しい、30万年前の化石海水温泉の掛け流し湯が楽しめます。
また、2011年に映画にもなった秋田犬の「わさお」も鰺ヶ沢に居ます。飼い主は鰺ヶ沢名物の焼きイカ店を経営しています。
のんびりと温泉に入って、新鮮な海の幸を堪能する、五能線の旅の宿泊地として、一番のおススメです。
さて、「鰺ケ沢駅」を過ぎると、列車は徐々に内陸部へ入ります。オーシャンビューとはお別れです。
鰺ヶ沢駅−五所川原駅間では、「リゾートしらかみ」先頭車両において、「津軽三味線生演奏」の無料車内イベントが行われます。車内に迫力に満ちた津軽三味線の音色が響き渡ります。二人の演奏者が、「津軽じょんから節」など代表的な民謡を朗々と唄います。
列車は、「陸奥森田駅」、「木造駅」と停車し、五能線最大の駅「五所川原駅」に到着。津軽半島の玄関口にあたる五所川原からは、ストーブ列車で有名な「津軽鉄道」への乗換駅でもあります。

さあ、五能線の旅も終わりが近づいてきました。右手に「岩木山」を眺めながら、列車は、「陸奥鶴田駅」、「板柳駅」に停車した後、五能線の終着駅である「川部駅」に近づきます。

この間、列車や日にちによっては、津軽弁「語り部」実演の車内イベントがあります。
列車は、五能線の終点であり、奥羽本線への乗り換え駅である「川部駅」に到着。
この「リゾートしらかみ3号」は、この先、奥羽本線経由で弘前行き終着。青森方面へ行く私は、この駅で列車を降り、反対方面へ乗り換えです。
深浦駅~川部駅まで、約2時間の「リゾートしらかみ」の旅でした。尚、始発の秋田駅~終点の弘前駅までは、5時間10分の鉄道旅となります。
再び訪れたい五能線の旅。
お岩木山も、「帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ」と見送ってくれているようです。
(訪問日: 2015年8月17日)
と、いうわけで、雪が東北地方を包み込み始めた12月。再び、やってきました。
今回は、始発の秋田駅から「リゾートしらかみ5号」に乗車。車体は、オレンジカラーの「くまげら編成」です。

列車は五能線に入り、海岸沿いを進行。今回のお目当てのひとつは、雪の中の”雪中行軍”でしたが、この年、12月の降雪は少なく、五能線ではほとんど雪は無し。
もうひとつのお目当ては、”絶景の夕日”。ところがこれも、西の空は厚い雲に覆われていて、期待できそうにありません。

冬の東北は、驚くほど日没が早く、午後4時過ぎに日没が始まります。深浦に向かう途中の大間越海岸辺りで、雲間から少しだけ、夕陽の光が差しました。


深浦手前で日没。

夜闇が迫る中を列車は進み、「鰺ヶ沢駅」で下車。秋田~鰺ヶ沢間、3時間8分の五能線の旅でした。尚、始発秋田駅~終点青森駅までは、約5時間の鉄道旅となります。日没後になるので、千畳敷駅は通過します。
今宵は、駅近くの鰺ヶ沢温泉の宿泊まり。

30万年前の化石海水温泉の掛け流し湯と、


新鮮な海の幸を堪能したいと思います。

翌朝、「鰺ヶ沢駅」から、五能線の普通列車で川部駅に向かいます。

冬空の津軽にしては、岩木山がキレイに見えました。

(訪問日: 2015年12月21日)
<2017年五能線沿線のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.0以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●湯らくの宿 のしろ 9,259円~
●あきた白神温泉ホテル 6,342円~
●黄金崎不老ふ死温泉 10,500円~
●ウェスパ椿山 8,000円~
●深浦観光ホテル 7,000円~
●ホテルグランメール山海荘 11,500円~
●鰺ヶ沢温泉 水軍の宿 10,500円~
※この宿の詳細情報は、別記事<鰺ヶ沢温泉 水軍の宿>をご覧ください。
●ロックウッド・ホテル&スパ 9,500円~
●ペンションおもしぇ 8,796円~
必見!お得な旅情報は、下記広告バナーを、クリック!
*****************************************************************************
YAHOOショッピング「USA直輸入カジュアルブランドSHOP・悠久の旅人の店」も宜しくお願いします!
↓
*****************************************************************************
- 関連記事
-
-
青い森鉄道、JR八戸線、三陸鉄道北リアス線(青森県/岩手県)~のんびり鉄道の旅・北東北編<後編> 2017/11/22
-
青い森鉄道、JR八戸線、三陸鉄道北リアス線(青森県/岩手県)~のんびり鉄道の旅・東北編<前編> 2017/11/19
-
JR五能線の旅(秋田県・青森県)~奇岩奇石が続く日本海沿いを往く、人気のローカル線<後編> 2017/11/15
-
JR五能線の旅(秋田県・青森県)~奇岩奇石が続く日本海沿いを往く、人気のローカル線<前編> 2017/11/14
-
青函トンネルと北海道新幹線(新函館北斗駅~新青森駅) 2017/11/08
-
スポンサーサイト
コメント