JR五能線の旅(秋田県・青森県)~奇岩奇石が続く日本海沿いを往く、人気のローカル線<前編>
世界遺産白神山地と日本海の間を走る五能線。一度は乗ってみたい絶景ローカル線の旅。前編は、「東能代駅」から「深浦駅」までの普通列車での旅です。
KEY WORD: 五能線、リゾートしらかみ、世界自然遺産白神山地、大間越海岸、ウェスパ椿山、深浦、マグロステーキ丼
マップ <五能線>
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五能線(ごのうせん)は、秋田県能代市の「東能代駅」と、青森県南津軽郡の「川部駅」を結ぶ、JR東日本の地方ローカル線です。路線距離は、147.2キロで、43の駅があります。
五能線は、1908年(明治41年)に能代(現東能代)駅~能代町(現能代)駅間が開通し、1918年(大正7年)に五所川原駅~川部駅間が開通。その後も延伸工事がすすめられ、1936年に全線開通し、「五能線」と改称されました。
今回は、「青春18きっぷ」を利用して、まずは、「秋田駅」から奥羽本線の普通列車で「東能代駅」へ。秋田駅から、観光快速列車「リゾートしらかみ」に乗車しても良かったのですが、1時間ほど先に五能線の「深浦駅」について、昼食時間を確保したかったのです。尚、「リゾートしらかみ」は快速列車扱いなので、「青春18きっぷ」で乗車可能です。別途、指定席券(500円)が必要です。
秋田から東能代へは、約1時間。
「東能代駅」で五能線深浦行きの普通列車に乗り換え、五能線の旅の始まりです。

能代市の中心街である「能代駅」を過ぎると、五能線は間もなく、米代川を渡ります。

ここからは、右手に世界自然遺産白神山地を間近に感じながら列車は進みます。

白神山地の秋田県側玄関口のひとつ「あきた白神駅」を過ぎると、やがて列車は、沿線の主要駅のひとつ「岩館駅」へ到着。

線路は、海岸線に近づいてきました。この先で、県境を越え、秋田県から青森県へ。ここからは五能線屈指の絶景スポット。


「大間越海岸」は、白神山地の山が日本海に迫る難所で、白波が打ち寄せる岩場が次々と現れます。



「十二湖駅」は、トレッキングや森林浴で人気がある「十二湖」への入口。世界自然遺産白神山地のすそ野に広がるブナの森に33もの湖沼が点在します。中でも、名所「青池」は、瑠璃色に輝く湖面が神秘的な景色をつくりだしています。
十二湖駅を出発するとまもなく、列車はJR東日本管内で最も短い全長9.5mの「仙北岩トンネル」をくぐり、「ウェスパ椿山駅」を目指します。

やがて列車は、「ウェスパ椿山駅」へ到着。
この駅は、ヨーロッパ風の建物が立ち並ぶ海辺のリゾート施設「ウェスパ椿山」の中にある駅です。施設内には、鍋石温泉開閉式展望温泉(入浴料500円)や、日本海や白神山地が一望できる白神展望台へ登る展望モノレール(乗車料500円)があります。
また、車で5分の海岸には、波打ち際の露天風呂で有名な「黄金崎不老ふ死温泉」があります。「リゾートしらかみ」発着時刻に合わせて、駅〜不老ふ死温泉間の送迎があります。入浴料は600円です。
「リゾートしらかみ」車内にある乗車証明書で、「ウェスパ椿山」や「黄金崎不老ふ死温泉」利用料金の割引きがあります。
やがて列車は、五能線の主要駅のひとつ「深浦駅」に到着。この普通列車の終点です。「東能代駅」を出発して、1時間48分の各駅停車の旅でした。
深浦といえば、知る人ぞ知るマグロの産地。青森県では、毎年初セリで話題になる下北半島の大間産のマグロが知られていますが、実は、深浦が青森県一の水揚げ量を誇っています。
後発の「リゾートしらかみ」への乗り換え時間を利用して、深浦の町でランチタイムとしましょう。

駅前通りを海岸沿いに歩いて行くと、「深浦マグロステーキ丼 あります」の貼り紙を発見。
「食べものや セイリング」に入りました。
とりあえず深浦の名物らしいので、そのマグステ丼を注文。深浦マグロ料理推進協議会が主催する料理メニューで、毎日限定で、町内の数カ所の食堂・レストランのみで提供されているメニューらしく、ちょうど残り1食でした。あまり時間が無いので、急いで食べて店を出ました。1500円也。
尚、現在(2017年)は、深浦町内の7店で「マグステ丼」を食べることが出来ます。
深浦駅近くでは、2016年春に深浦町役場内にオープンした「深浦町役場マグステ食堂」があります。マグステ丼の専門食堂で、ここで食べられます。深浦駅から徒歩約3分。11時~14時の昼のみの営業です。
尚、マグステ丼は、誕生から4年3カ月で、実に17万食を売り上げたそうです。
深浦駅に戻ると、スグに、秋田発弘前行「リゾートしらかみ3号」が入線してきました。車体は、世界遺産白神山地のブナ林をイメージしたという「ブナ」編成です。

「リゾートしらかみ」には、他にブルーカラーの「青池」編成、オレンジカラーの「くまげら編成」があります。

「青春18きっぷ」と指定席券を握りしめ、いざ乗車、というところで、
<後編へつづく>。
五能線のお楽しみは、まだまだ、これから。
(訪問日: 2015年8月17日)
<2017年五能線沿線のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.0以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●湯らくの宿 のしろ 9,259円~
●あきた白神温泉ホテル 6,342円~
●黄金崎不老ふ死温泉 10,500円~
●ウェスパ椿山 8,000円~
●深浦観光ホテル 7,000円~
●ホテルグランメール山海荘 11,500円~
●鰺ヶ沢温泉 水軍の宿 10,500円~
※この宿の詳細情報は、別記事<鰺ヶ沢温泉 水軍の宿>をご覧ください。
●ロックウッド・ホテル&スパ 9,500円~
●ペンションおもしぇ 8,796円~
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マップ <五能線>
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五能線(ごのうせん)は、秋田県能代市の「東能代駅」と、青森県南津軽郡の「川部駅」を結ぶ、JR東日本の地方ローカル線です。路線距離は、147.2キロで、43の駅があります。
五能線は、1908年(明治41年)に能代(現東能代)駅~能代町(現能代)駅間が開通し、1918年(大正7年)に五所川原駅~川部駅間が開通。その後も延伸工事がすすめられ、1936年に全線開通し、「五能線」と改称されました。
今回は、「青春18きっぷ」を利用して、まずは、「秋田駅」から奥羽本線の普通列車で「東能代駅」へ。秋田駅から、観光快速列車「リゾートしらかみ」に乗車しても良かったのですが、1時間ほど先に五能線の「深浦駅」について、昼食時間を確保したかったのです。尚、「リゾートしらかみ」は快速列車扱いなので、「青春18きっぷ」で乗車可能です。別途、指定席券(500円)が必要です。
秋田から東能代へは、約1時間。
「東能代駅」で五能線深浦行きの普通列車に乗り換え、五能線の旅の始まりです。

能代市の中心街である「能代駅」を過ぎると、五能線は間もなく、米代川を渡ります。

ここからは、右手に世界自然遺産白神山地を間近に感じながら列車は進みます。

白神山地の秋田県側玄関口のひとつ「あきた白神駅」を過ぎると、やがて列車は、沿線の主要駅のひとつ「岩館駅」へ到着。

線路は、海岸線に近づいてきました。この先で、県境を越え、秋田県から青森県へ。ここからは五能線屈指の絶景スポット。


「大間越海岸」は、白神山地の山が日本海に迫る難所で、白波が打ち寄せる岩場が次々と現れます。



「十二湖駅」は、トレッキングや森林浴で人気がある「十二湖」への入口。世界自然遺産白神山地のすそ野に広がるブナの森に33もの湖沼が点在します。中でも、名所「青池」は、瑠璃色に輝く湖面が神秘的な景色をつくりだしています。
十二湖駅を出発するとまもなく、列車はJR東日本管内で最も短い全長9.5mの「仙北岩トンネル」をくぐり、「ウェスパ椿山駅」を目指します。

やがて列車は、「ウェスパ椿山駅」へ到着。
この駅は、ヨーロッパ風の建物が立ち並ぶ海辺のリゾート施設「ウェスパ椿山」の中にある駅です。施設内には、鍋石温泉開閉式展望温泉(入浴料500円)や、日本海や白神山地が一望できる白神展望台へ登る展望モノレール(乗車料500円)があります。
また、車で5分の海岸には、波打ち際の露天風呂で有名な「黄金崎不老ふ死温泉」があります。「リゾートしらかみ」発着時刻に合わせて、駅〜不老ふ死温泉間の送迎があります。入浴料は600円です。
「リゾートしらかみ」車内にある乗車証明書で、「ウェスパ椿山」や「黄金崎不老ふ死温泉」利用料金の割引きがあります。
やがて列車は、五能線の主要駅のひとつ「深浦駅」に到着。この普通列車の終点です。「東能代駅」を出発して、1時間48分の各駅停車の旅でした。
深浦といえば、知る人ぞ知るマグロの産地。青森県では、毎年初セリで話題になる下北半島の大間産のマグロが知られていますが、実は、深浦が青森県一の水揚げ量を誇っています。
後発の「リゾートしらかみ」への乗り換え時間を利用して、深浦の町でランチタイムとしましょう。

駅前通りを海岸沿いに歩いて行くと、「深浦マグロステーキ丼 あります」の貼り紙を発見。
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尚、現在(2017年)は、深浦町内の7店で「マグステ丼」を食べることが出来ます。
深浦駅近くでは、2016年春に深浦町役場内にオープンした「深浦町役場マグステ食堂」があります。マグステ丼の専門食堂で、ここで食べられます。深浦駅から徒歩約3分。11時~14時の昼のみの営業です。
尚、マグステ丼は、誕生から4年3カ月で、実に17万食を売り上げたそうです。
深浦駅に戻ると、スグに、秋田発弘前行「リゾートしらかみ3号」が入線してきました。車体は、世界遺産白神山地のブナ林をイメージしたという「ブナ」編成です。

「リゾートしらかみ」には、他にブルーカラーの「青池」編成、オレンジカラーの「くまげら編成」があります。

「青春18きっぷ」と指定席券を握りしめ、いざ乗車、というところで、
<後編へつづく>。
五能線のお楽しみは、まだまだ、これから。
(訪問日: 2015年8月17日)
<2017年五能線沿線のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.0以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●湯らくの宿 のしろ 9,259円~
●あきた白神温泉ホテル 6,342円~
●黄金崎不老ふ死温泉 10,500円~
●ウェスパ椿山 8,000円~
●深浦観光ホテル 7,000円~
●ホテルグランメール山海荘 11,500円~
●鰺ヶ沢温泉 水軍の宿 10,500円~
※この宿の詳細情報は、別記事<鰺ヶ沢温泉 水軍の宿>をご覧ください。
●ロックウッド・ホテル&スパ 9,500円~
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