青函トンネルと北海道新幹線(新函館北斗駅~新青森駅)
新函館北斗駅から、北海道新幹線に乗って、青函トンネルで津軽海峡を渡る。
KEY WORD: 津軽海峡フェリー、新函館北斗駅、北海道新幹線、青函トンネル、新青森駅
マップ <津軽海峡、北海道新幹線>
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「青春18きっぷ」を利用しての北海道札幌から関西までの鉄道旅行の途上、台風が北上し、雨と風が強まって来た函館市内。
ホテルを出て、路面電車に乗って、函館駅に向かいます。

今日は、函館港から津軽海峡フェリーに乗って、津軽海峡を渡り、青森へ渡る予定でした。しかし、案の定、今日はフェリー全便欠航。
▼津軽海峡フェリー
津軽海峡フェリーは、函館~青森間1日8便と、函館~大間(下北半島)間1日2便の2つの航路で、青森県と北海道函館を結んでいます。
今回乗船しようと思っていた函館~青森間の「津軽海峡ロード」は、乗船時間3時間40分。旅客運賃は、スタンダード席で2,770円(シーズンにより異なる)でした。ちなみに、函館~大間の「ノスタルジックロード」は、乗船時間90分。旅客運賃は、スタンダード席で2,260円(シーズンにより異なる)です。
北海道新幹線開通後は、津軽海峡を渡るには、一番安い方法です。
欠航では仕方なし。
本日中に、青森県弘前市郊外の宿へ着かねばならないので、やむなく、JR利用で青森へ渡ることにしました。
基本、「青春18きっぷ」では、北海道新幹線として開業した区間(新青森~新函館北斗間)は、利用できません。また、経営移管された木古内~五稜郭間(道南いさりび鉄道線)も利用できません。
が、特例措置があって、有効な「青春18きっぷ」を携行していれば、別途2,300円払って、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を買えば、北海道新幹線の奥津軽いまべつ~木古内間、および道南いさりび鉄道線の木古内~五稜郭間をそれぞれ片道1回利用できます。但し、乗換駅の木古内、奥津軽いまべつの各駅では、相当な乗り継ぎ待ち時間があります。
今回は、行程上、ゆっくりしていられないので、新幹線区間は、普通に乗車券を買うことにしました。
まずは、函館駅から、「青春18きっぷ」を利用して、函館本線の普通列車で、新函館北斗駅へ。

新函館北斗駅のみどりの窓口で、新青森までの乗車券2,810円と新幹線特急券3,930円を購入。合計6,740円です。
駅ナカに適当な食事場所が無かったので、缶ビールとおにぎりをキオスクで買って、飲み食いしながら、待合室のベンチで、列車を待つことにします。

▼青函トンネルに関する、ちょっと長いお話
「青函トンネル」と聞くと、青函連絡船のように青森と函館を直接結ぶトンネルのように思えますが、実際は本州・津軽半島の青森県東津軽郡今別町浜名と、北海道の上磯郡知内町湯の里を結ぶ、JR北海道の鉄道トンネルです。
津軽海峡の海底下約100mの地中に設けられたトンネルで、全長は53.85キロ。海底部の総距離では、イギリスとフランス間の「英仏海峡トンネル(ドーバー海峡トンネル)」に次いで世界2位です。地上トンネル部を含めると、海底トンネルとしては世界一の長さと深さを持つ鉄道トンネルです。ちなみに、鉄道トンネルとしては、スイスのアルプスを貫く「ゴッタルドベーストンネル」(2016年6月1日開通)に次ぐ長さとなります。
青森-函館間は、かつて、青森駅と函館駅を結ぶ鉄道連絡船として、国鉄により、「青函航路(青函連絡船)」が運航されていました。
<青森駅と旧連絡船桟橋方面>

<青函連絡船 メモリアルシップ「八甲田丸」 ※撮影は2016年2月>

が、1950年代には、台風による暴風雨により発生した「洞爺丸事故」などの遭難事故が相次ぎ、また、朝鮮戦争によるものと見られる浮流機雷がしばしば津軽海峡に流入したりと、航路の安全が脅かされる事態が相次いで発生しました。
そうして、太平洋戦争前からあった本州と北海道をトンネルで結ぶ構想が一気に具体化し、「青函トンネル」が建設されることになったのです。
始め、海峡の距離が短い下北半島大間と函館市街の東側にある戸井町を結ぶルートが検討されましたが、水深と海底地質の問題で見送られ、現在の津軽半島ルートになりました。当初は在来線規格での設計でしたが、整備新幹線計画に合わせて新幹線規格に変更され、1961年(昭和36年)3月23日に建設開始となりました。その後、整備新幹線計画が凍結されたたため、暫定的に在来線としての開業を目指すこととなります。
しかし、長い工期の間に、旅行の形態も着工当時と打って変わり、関東から北海道への旅客輸送は、鉄道&連絡船利用は激減し、航空機利用が9割を占めるようになり、巨額な投資といえども埋没費用とみなし放棄した方が経済的であるとまで言われるようになったのです。「道路用に転用すべきだ」という意見もありましたが、結局、鉄道在来線で暫定使用することになります。「青函トンネルカートレイン構想」としてカートレインの運行を行うことも定められましたが、未だ実現には至っていません。
長年の難工事の末、1987年(昭和62年)11月に「青函トンネル」は完成します。
線路敷設を含めた「津軽海峡線」としての建設費は、計画段階で6,890億円、実際には9,000億円に上りました。
翌1988年(昭和63年)3月13日、JR北海道の在来線「(津軽)海峡線」として、中小国駅(青森県)~木古内駅(北海道)間の87.8キロの営業を開始しました。同時に、「青函連絡船」は廃止となります。
開業当初、青函トンネル内には、「竜飛海底駅」と「吉岡海底駅」が設置されていました。これら二駅は、トンネルの避難施設を活用した見学施設で、見学者以外の一般旅客が利用することはできない特殊な駅でした。一時、テレビ取材などでも話題となりましたが、2014年に駅は廃止されました。
ただ、その後、2015年4月2日に青函トンネル内で起こった列車火災事故の際に、初めて、乗客・乗員が竜飛定点(旧竜飛海底駅)を利用して地上へ避難する事態が起きました。
北海道新幹線は、新幹線と言えど、時間帯によっては、1時間半~2時間近くの運転間隔があります。こんなに長い時間、待たされるとは思っていませんでした。こんなに長い話をしていても、まだ出発時間になりません。
缶ビール、もう一本、買ってきます。
▼北海道新幹線
さて、北海道新幹線の新青森駅-新函館北斗駅間 (148.8キロ)は、2005年(平成17年)5月22日に着工されました。
青函トンネルを含む「津軽海峡線」区間は、在来線との共用区間で、「三線軌条(デュアルゲージ)」となっています。これは、在来線車両と新幹線車両の車輪間幅が違うため、片側のレールを共通として残り2本のレールをそれぞれの軌間に応じて敷設したものです。つまり、左側1本のレールに対し、右側に2本のレールが敷設されたイメージで、異なるレール幅を形成しています。
2016年(平成28年)3月26日に「北海道新幹線」新青森駅~新函館北斗駅間が開業しました。


途中の駅は、新設された「奥津軽いまべつ」と、既存駅の「木古内」です。

(木古内駅の写真は、2015年8月撮影)
新青森駅~函館駅間は、在来線特急では最速2時間5分かかっていましたが、新幹線は、新青森駅~新函館北斗駅を最速1時間3分で結びます。但し、函館駅までは、新函館北斗駅で在来線に乗り換え、最短乗り換え時間10分、快速「はこだてライナー」乗車最速19分、合計29分掛かります。実質の短縮時間は30分程度です。
新函館北斗駅までの新幹線開業に伴い、青函トンネルを通過する在来線旅客列車は全廃されました。在来線として青函トンネルを通過するのは、貨物列車と臨時団体列車のみとなっています。
また、JR北海道の「江差線(五稜郭駅~江差駅間79.9キロ)」は、新幹線開業に先立ち、2014年(平成26年)5月12日に木古内駅~江差駅間が廃止され、五稜郭駅~木古内駅間は、2016年(平成28年)3月26日の北海道新幹線の開業に伴い、第三セクター鉄道の「道南いさりび鉄道」へ経営が移管されました。
尚、JR北海道は2017年11月7日(火)、各鉄道線区の2016年度における収支状況を発表。2016年3月に開業した北海道新幹線は、54億円の営業損失となったことが分かりました。
やっと、列車が入線してきました。


手持ちの切符は、指定席券ではなく、乗車区間限定の「空いている席に座ってもよい」という条件です。乗車して席に座るタイミングが、実に微妙です。
北海道新幹線は、今後、新函館北斗駅から、札幌駅まで延伸予定です。開業は、2031年春の予定で、函館本線が通っているルートで、停車駅は、新八雲駅~長万部駅~倶知安駅~新小樽駅~札幌駅です。
本州から北海道への移動手段としては、格安航空の相次ぐ参入もあり、どんどん航空機利用にシフトされてきています。
2031年春、札幌まで北海道新幹線が延伸開業するまでに、どんな変化が起こっているんでしょうか。
ただひとつ言えることは、新幹線開業に伴い、在来線の函館本線・函館駅~小樽駅の一部、または大半が廃線になるかもしれない、ということです。
(訪問日: 2016年8月17日)
<2017年函館駅周辺のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.4以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●函館湯の川温泉 ホテル万惣 1泊朝夕食付き 11,000円~
●HAKODATE 海峡の風 1泊朝夕食付き 16,500円~
●望楼NOGUCHI函館 1泊朝夕食付き 33,638円~
●HAKODATE 男爵倶楽部 HOTEL&RESORTS 1泊朝夕食付き 14,555円~
●Villa Concordia Resort&Spa(ヴィラコンコルディア) 1泊朝夕食付き 21,759円~
●旅館一乃松 1泊朝夕食付き 12,926円~
●ラ・ジョリー元町 by WBF 1泊朝食のみ付き 8,055円~
●ウイニングホテル 1泊朝食のみ付き 8,907円~
●割烹旅館 若松 1泊朝夕食付き 26,666円~
●ホテルショコラ函館 1泊朝食のみ付き 5,555円~
<2017年青森市内のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.4以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●リッチモンドホテル青森 1泊朝食のみ付き 6,064円~
●ホテルJALシティ青森 1泊朝食のみ付き 5,509円~
●ホテル青森 1泊朝食のみ付き 7,500円~
●アップルパレス青森 1泊朝夕食付き 7,444円~
●浅虫温泉 辰巳館(たつみかん)(浅虫温泉) 1泊朝夕食付き 9,722円~
●棟方志功ゆかりの宿 椿館(浅虫温泉) 1泊朝夕食付き 9,250円~
※この宿の詳細情報は別記事<棟方志功ゆかりの宿 椿館>をご覧ください。
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KEY WORD: 津軽海峡フェリー、新函館北斗駅、北海道新幹線、青函トンネル、新青森駅
マップ <津軽海峡、北海道新幹線>
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「青春18きっぷ」を利用しての北海道札幌から関西までの鉄道旅行の途上、台風が北上し、雨と風が強まって来た函館市内。
ホテルを出て、路面電車に乗って、函館駅に向かいます。

今日は、函館港から津軽海峡フェリーに乗って、津軽海峡を渡り、青森へ渡る予定でした。しかし、案の定、今日はフェリー全便欠航。
▼津軽海峡フェリー
津軽海峡フェリーは、函館~青森間1日8便と、函館~大間(下北半島)間1日2便の2つの航路で、青森県と北海道函館を結んでいます。
今回乗船しようと思っていた函館~青森間の「津軽海峡ロード」は、乗船時間3時間40分。旅客運賃は、スタンダード席で2,770円(シーズンにより異なる)でした。ちなみに、函館~大間の「ノスタルジックロード」は、乗船時間90分。旅客運賃は、スタンダード席で2,260円(シーズンにより異なる)です。
北海道新幹線開通後は、津軽海峡を渡るには、一番安い方法です。
欠航では仕方なし。
本日中に、青森県弘前市郊外の宿へ着かねばならないので、やむなく、JR利用で青森へ渡ることにしました。
基本、「青春18きっぷ」では、北海道新幹線として開業した区間(新青森~新函館北斗間)は、利用できません。また、経営移管された木古内~五稜郭間(道南いさりび鉄道線)も利用できません。
が、特例措置があって、有効な「青春18きっぷ」を携行していれば、別途2,300円払って、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を買えば、北海道新幹線の奥津軽いまべつ~木古内間、および道南いさりび鉄道線の木古内~五稜郭間をそれぞれ片道1回利用できます。但し、乗換駅の木古内、奥津軽いまべつの各駅では、相当な乗り継ぎ待ち時間があります。
今回は、行程上、ゆっくりしていられないので、新幹線区間は、普通に乗車券を買うことにしました。
まずは、函館駅から、「青春18きっぷ」を利用して、函館本線の普通列車で、新函館北斗駅へ。

新函館北斗駅のみどりの窓口で、新青森までの乗車券2,810円と新幹線特急券3,930円を購入。合計6,740円です。
駅ナカに適当な食事場所が無かったので、缶ビールとおにぎりをキオスクで買って、飲み食いしながら、待合室のベンチで、列車を待つことにします。

▼青函トンネルに関する、ちょっと長いお話
「青函トンネル」と聞くと、青函連絡船のように青森と函館を直接結ぶトンネルのように思えますが、実際は本州・津軽半島の青森県東津軽郡今別町浜名と、北海道の上磯郡知内町湯の里を結ぶ、JR北海道の鉄道トンネルです。
津軽海峡の海底下約100mの地中に設けられたトンネルで、全長は53.85キロ。海底部の総距離では、イギリスとフランス間の「英仏海峡トンネル(ドーバー海峡トンネル)」に次いで世界2位です。地上トンネル部を含めると、海底トンネルとしては世界一の長さと深さを持つ鉄道トンネルです。ちなみに、鉄道トンネルとしては、スイスのアルプスを貫く「ゴッタルドベーストンネル」(2016年6月1日開通)に次ぐ長さとなります。
青森-函館間は、かつて、青森駅と函館駅を結ぶ鉄道連絡船として、国鉄により、「青函航路(青函連絡船)」が運航されていました。
<青森駅と旧連絡船桟橋方面>

<青函連絡船 メモリアルシップ「八甲田丸」 ※撮影は2016年2月>

が、1950年代には、台風による暴風雨により発生した「洞爺丸事故」などの遭難事故が相次ぎ、また、朝鮮戦争によるものと見られる浮流機雷がしばしば津軽海峡に流入したりと、航路の安全が脅かされる事態が相次いで発生しました。
そうして、太平洋戦争前からあった本州と北海道をトンネルで結ぶ構想が一気に具体化し、「青函トンネル」が建設されることになったのです。
始め、海峡の距離が短い下北半島大間と函館市街の東側にある戸井町を結ぶルートが検討されましたが、水深と海底地質の問題で見送られ、現在の津軽半島ルートになりました。当初は在来線規格での設計でしたが、整備新幹線計画に合わせて新幹線規格に変更され、1961年(昭和36年)3月23日に建設開始となりました。その後、整備新幹線計画が凍結されたたため、暫定的に在来線としての開業を目指すこととなります。
しかし、長い工期の間に、旅行の形態も着工当時と打って変わり、関東から北海道への旅客輸送は、鉄道&連絡船利用は激減し、航空機利用が9割を占めるようになり、巨額な投資といえども埋没費用とみなし放棄した方が経済的であるとまで言われるようになったのです。「道路用に転用すべきだ」という意見もありましたが、結局、鉄道在来線で暫定使用することになります。「青函トンネルカートレイン構想」としてカートレインの運行を行うことも定められましたが、未だ実現には至っていません。
長年の難工事の末、1987年(昭和62年)11月に「青函トンネル」は完成します。
線路敷設を含めた「津軽海峡線」としての建設費は、計画段階で6,890億円、実際には9,000億円に上りました。
翌1988年(昭和63年)3月13日、JR北海道の在来線「(津軽)海峡線」として、中小国駅(青森県)~木古内駅(北海道)間の87.8キロの営業を開始しました。同時に、「青函連絡船」は廃止となります。
開業当初、青函トンネル内には、「竜飛海底駅」と「吉岡海底駅」が設置されていました。これら二駅は、トンネルの避難施設を活用した見学施設で、見学者以外の一般旅客が利用することはできない特殊な駅でした。一時、テレビ取材などでも話題となりましたが、2014年に駅は廃止されました。
ただ、その後、2015年4月2日に青函トンネル内で起こった列車火災事故の際に、初めて、乗客・乗員が竜飛定点(旧竜飛海底駅)を利用して地上へ避難する事態が起きました。
北海道新幹線は、新幹線と言えど、時間帯によっては、1時間半~2時間近くの運転間隔があります。こんなに長い時間、待たされるとは思っていませんでした。こんなに長い話をしていても、まだ出発時間になりません。
缶ビール、もう一本、買ってきます。
▼北海道新幹線
さて、北海道新幹線の新青森駅-新函館北斗駅間 (148.8キロ)は、2005年(平成17年)5月22日に着工されました。
青函トンネルを含む「津軽海峡線」区間は、在来線との共用区間で、「三線軌条(デュアルゲージ)」となっています。これは、在来線車両と新幹線車両の車輪間幅が違うため、片側のレールを共通として残り2本のレールをそれぞれの軌間に応じて敷設したものです。つまり、左側1本のレールに対し、右側に2本のレールが敷設されたイメージで、異なるレール幅を形成しています。
2016年(平成28年)3月26日に「北海道新幹線」新青森駅~新函館北斗駅間が開業しました。


途中の駅は、新設された「奥津軽いまべつ」と、既存駅の「木古内」です。

(木古内駅の写真は、2015年8月撮影)
新青森駅~函館駅間は、在来線特急では最速2時間5分かかっていましたが、新幹線は、新青森駅~新函館北斗駅を最速1時間3分で結びます。但し、函館駅までは、新函館北斗駅で在来線に乗り換え、最短乗り換え時間10分、快速「はこだてライナー」乗車最速19分、合計29分掛かります。実質の短縮時間は30分程度です。
新函館北斗駅までの新幹線開業に伴い、青函トンネルを通過する在来線旅客列車は全廃されました。在来線として青函トンネルを通過するのは、貨物列車と臨時団体列車のみとなっています。
また、JR北海道の「江差線(五稜郭駅~江差駅間79.9キロ)」は、新幹線開業に先立ち、2014年(平成26年)5月12日に木古内駅~江差駅間が廃止され、五稜郭駅~木古内駅間は、2016年(平成28年)3月26日の北海道新幹線の開業に伴い、第三セクター鉄道の「道南いさりび鉄道」へ経営が移管されました。
尚、JR北海道は2017年11月7日(火)、各鉄道線区の2016年度における収支状況を発表。2016年3月に開業した北海道新幹線は、54億円の営業損失となったことが分かりました。
やっと、列車が入線してきました。


手持ちの切符は、指定席券ではなく、乗車区間限定の「空いている席に座ってもよい」という条件です。乗車して席に座るタイミングが、実に微妙です。
北海道新幹線は、今後、新函館北斗駅から、札幌駅まで延伸予定です。開業は、2031年春の予定で、函館本線が通っているルートで、停車駅は、新八雲駅~長万部駅~倶知安駅~新小樽駅~札幌駅です。
本州から北海道への移動手段としては、格安航空の相次ぐ参入もあり、どんどん航空機利用にシフトされてきています。
2031年春、札幌まで北海道新幹線が延伸開業するまでに、どんな変化が起こっているんでしょうか。
ただひとつ言えることは、新幹線開業に伴い、在来線の函館本線・函館駅~小樽駅の一部、または大半が廃線になるかもしれない、ということです。
(訪問日: 2016年8月17日)
<2017年函館駅周辺のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.4以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●函館湯の川温泉 ホテル万惣 1泊朝夕食付き 11,000円~
●HAKODATE 海峡の風 1泊朝夕食付き 16,500円~
●望楼NOGUCHI函館 1泊朝夕食付き 33,638円~
●HAKODATE 男爵倶楽部 HOTEL&RESORTS 1泊朝夕食付き 14,555円~
●Villa Concordia Resort&Spa(ヴィラコンコルディア) 1泊朝夕食付き 21,759円~
●旅館一乃松 1泊朝夕食付き 12,926円~
●ラ・ジョリー元町 by WBF 1泊朝食のみ付き 8,055円~
●ウイニングホテル 1泊朝食のみ付き 8,907円~
●割烹旅館 若松 1泊朝夕食付き 26,666円~
●ホテルショコラ函館 1泊朝食のみ付き 5,555円~
<2017年青森市内のおススメ宿>じゃらん口コミ評価4.4以上。
※表示の宿泊料金は、平日2名一室利用時の一人当り最安税抜価格です。
●リッチモンドホテル青森 1泊朝食のみ付き 6,064円~
●ホテルJALシティ青森 1泊朝食のみ付き 5,509円~
●ホテル青森 1泊朝食のみ付き 7,500円~
●アップルパレス青森 1泊朝夕食付き 7,444円~
●浅虫温泉 辰巳館(たつみかん)(浅虫温泉) 1泊朝夕食付き 9,722円~
●棟方志功ゆかりの宿 椿館(浅虫温泉) 1泊朝夕食付き 9,250円~
※この宿の詳細情報は別記事<棟方志功ゆかりの宿 椿館>をご覧ください。
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