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つるや隠宅(湯平温泉、大分県由布市)

手頃な料金で、貸切温泉風呂と家庭的な山里料理をたっぷりと堪能、湯平の温泉情緒あふれる、隠れ家。
宿泊日:2016年11月15日(火) 宿泊プラン:1泊朝夕食付き。
部屋タイプ:和室6畳+広縁(トイレ、洗面台付き。)
宿泊代:11,800円(税込)。
おすすめ度:★★★★☺(5点満点中、4.6点。)
(手頃な料金で、貸切温泉風呂と家庭的な山里料理を楽しめる、隠れ家。)
Key Word: 湯平温泉、温泉情緒、隠れ家、山里料理、料理旨い、無料貸切風呂、貸切露天風呂、一人旅、夫婦旅行、渓流沿い、外湯めぐり、石畳の坂道
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<宿の概要、宿泊料金>
以前滞在した別府の宿で見たローカル番組で紹介されてた湯平(ゆのひら)温泉。石畳に降る雨に映える静かな山間の小さな温泉街。一度行くべしと、やって来ました。湯布院温泉から車で10分少々、湯布院には多くの外国人観光客が詰めかけますが、ここは静かな温泉地。今宵の宿は、湯平温泉街の石畳の坂道と湯平川に挟まれる様に建っています。温泉街入り口から、車を乗り入れてもいいのか迷ってしまうような石畳の坂道を慎重運転で上って行くと、やがて右手に目指す宿がおごそかに出現しました。
つるや隠宅、外観2

つるや隠宅、外観1

今回は、平日和室1名利用、朝夕食付きで料金は11,800円(税込)でした。ここは、全5室の和室と、2カ所の貸切温泉風呂がある木造二階建ての家族経営の小さな宿。宿の名前にある隠宅とは、隠居した人が住む家という意味の他に、隠れ家という意味があります。
つるや隠宅、外観3

宿の標準的なチェックイン時間は15時からで、翌朝チェックアウトは10時です。

<館内へ>
隠車を駐車場に停め、隠宅という響きに期待しながら、玄関へ。ここで下足を脱ぎます。
ロビーの応接セットに座って記帳を終えると、階段を上がり2階へ案内されました。
つるや隠宅、ロビー。

5つの客室は、階段を囲むように配置されていて、独立性がありそうで、隣の部屋の声や音は気にならない構造かと思われます。
つるや隠宅、客室階。

部屋の中で、館内と湯平温泉の外湯などの丁寧な説明を受けます。夕食は通常18時開始ですが、チェックインが遅めになったので、18時半からのスタートにしてもらいました。ロビーからのメイン階段の他に、もうひとつ階段があり、2カ所の貸切風呂は、その階段を下りた1階部にあります。

<部屋は>
今回宿泊した部屋は、和室6畳。部屋の入口でスリッパを脱いでから、ドアを開けると、踏込は無く、すぐ畳間となります。廊下から、スリッパのある無しで、部屋に居るか、分かってしまう、湯治旅館風です。ドアは鍵付きなのでご安心を。
つるや隠宅、部屋、玄関。

6畳の部屋の奥、渓流側に広縁があり、イス、テーブルのセットがあります。
つるや隠宅、部屋1
つるや隠宅、部屋2
つるや隠宅、部屋3

サッシドアの向こうにはベランダがあり、外へ出れます。
つるや隠宅、部屋4
つるや隠宅、部屋、ベランダ。

ベランダの眼下には、清らかな渓流が流れています。川の流れは結構早いです。
つるや隠宅、ベランダ眼下。


ベランダからの眺望は、裏山。
つるや隠宅、ベランダからの眺め2

広縁の右手にドアがあり、洗浄機能付き便座と洗面台が有ります。
つるや隠宅、部屋、洗面台。
つるや隠宅、部屋、トイレ。

バスタブがないユニットバスみたいで、ちょっと変な感じ。もっとも、便座、洗面台は新しいものでした。
部屋は年季の入った感じですが、改装されており、掃除も行き届いていて清潔でキレイです。今宵の隠れ家としては、十分です。
尚、この宿の部屋タイプは、6畳の他、8畳と、12畳(6畳2間続き)の広めの部屋があるようです。

部屋には、液晶テレビ、金庫、ポットが有ります。ヘアドライヤーは洗面台にあります。

つるや隠宅、部屋、備品1
つるや隠宅、部屋、備品2

冷蔵庫は部屋に無く、廊下にある共用の2ドア冷蔵庫を使用できます。
つるや隠宅、共同冷蔵庫。

尚、布団は、夕食の間に敷かれてました。
つるや隠宅、布団。

<温泉風呂は>
この宿の風呂は、無料貸切風呂が2カ所。予約不要で、空いている時はいつでも入浴可能です。入浴時は、風呂場の入口の前にスリッパを脱ぎ、札を入浴中にします。ドアは中から鍵が掛けられます。風呂は、広めの内湯岩風呂と、川沿いの信楽焼湯壺の半露天風呂。もちろん、どちらも温泉掛け流しです。一回の入浴時間は40分までの交代制で、入浴可能時間は、チェックインから夜は22時まで、朝は6時半から9時半までとなっています。

▼半露天風呂、脱衣場
つるや隠宅、半露天風呂、脱衣場1
つるや隠宅、半露天風呂、脱衣場2
▼半露天風呂
つるや隠宅、半露天風呂1
つるや隠宅、半露天風呂2
つるや隠宅、半露天風呂3
▼内風呂タイプ
つるや隠宅、内風呂1
つるや隠宅、内風呂2


部屋5室で、貸切風呂2カ所なので、どちらかが空いている時がほとんどですが、今回、チェックイン時間が遅め時間に集中したらしく、夕食前の時間は他客が入浴中で入れませんでした。が、夕食後と翌朝に入り、二つの湯船を湯ったりと楽しみました。特に、夜は渓流の川音だけが耳に聞こえ、朝は、川音と野鳥の声のハーモニーを聴きながら、ゆったりできる半露天風呂が気に入りました。




<食事は>
食事は、朝夕食共に、1階の個室食事処でした。畳敷きの大広間をパーテーションで区切った部屋で、テーブル席です。
つるや隠宅、食事場所。

今回の夕食プランは、冠地どりメインの女将のおまかせ会席プランです。地のものを使った家庭料理的な先付や小鉢もの、造り3点盛り、天ぷら、握り寿司2貫などと、メインの地鶏鉄板焼きです。 盛りだくさんです。
つるや隠宅、夕食1
つるや隠宅、夕食2
つるや隠宅、夕食3
つるや隠宅、夕食4
つるや隠宅、夕食5
つるや隠宅、夕食6
つるや隠宅、夕食7
つるや隠宅、夕食10
つるや隠宅、夕食9
つるや隠宅、夕食11
つるや隠宅、夕食8

湯平温泉限定地酒「ゆのひらの旅人」を注文して、ゆっくりと楽しみます。酒に合う料理が多いので、美味しく頂きました。
つるや隠宅、夕食12

ただ、ひとつ残念なのは、酒を飲みながら食べているのに、程なく、ご飯と吸物が運ばれてきたこと。
つるや隠宅、夕食13

これは、酒が終わる頃の締めまで待って頂きたかった。吸い物が冷めてしまいます。
最後にデザート。
つるや隠宅、夕食14

朝食はスタンダードな和食メニューです。揚げだし豆腐、卵料理、焼魚など、素朴ですが十分な内容かと思います。
つるや隠宅、朝食。

朝食後は、ロビーでコーヒーのセルフサービスがありました。
つるや隠宅、コーヒーサービス。

<館内設備、その他>
館内の休憩スペースは、帳場前のロビー応接セットと2階の客室廊下にあるベンチくらいです。また、売店はなく、自動販売機が一機ありますが、内湯浴場の脱衣所に設置してあるため、浴場使用中は利用できません。小さな宿ですので、そういうスペースに余裕がないのです。
接客対応は、丁寧で、日本旅館らしい良さがあります。家族のみの運営らしく、人手が十分足りているとは言えませんが、不便なく過ごせました。

<湯平温泉街>
宿のまわり、温泉街にコンビニや商店はありません。
湯平温泉街には外湯が6カ所あり、宿から歩いて行ける石畳沿いにあります。通常入浴料200円のところ、宿泊客は100円で入浴できます。入浴時間は、朝6時から夜は21時半まで。外湯の入口にある料金箱に100円玉を入れての入場なので、小銭とタオルを持って散策ついでに外湯巡りに出掛けましょう。これも、この隠れ家の楽しみ方のひとつです。

▼湯平温泉街の石畳
湯平温泉、石畳。
▼外湯「中の湯」
湯平温泉、中の湯1
湯平温泉、中の湯2
▼外湯「金の湯」
湯平温泉、金の湯1
湯平温泉、金の湯2

<悠久の旅人のつぶやき>
石畳の坂道の温泉情緒と、旨い山里料理、ゆったりできる貸切温泉風呂。隠れ家的な時間と空間を手ごろな料金で楽しめました。雨に濡れる石畳の情景も格別だとか。旅に雨は興ざめですが、次回訪れるときは、時雨が降るのも良いかも。リピートしたくなる宿と温泉街でした。






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